寿命 のバックアップ(No.1)
し:寿命(じゅみょう)
Counter: 14347,
today: 1,
yesterday: 0
寿命の豆知泉 †
- 女性は独身の方が寿命は短い。それと逆に男性は妻帯者の方が平均寿命が長い。と言うことは女性のほうが独立した生き物と言うことになる。
- 現在は女性の寿命のほうが長いが、これが段々女性も仕事をするようになるに従い、寿命の差が少なくなるのではと言われている。
日本人の平均寿命の推移 †
1891年 男性42.8歳:女性44.3歳
1945年 男性50.0歳:女性54.0歳
1950年 男性58.0歳:女性61.4歳 初めて60歳を超える
1955年 男性64.0歳:女性68.0歳(12月27日)
1964年 男性67.2歳:女性72.3歳 欧米並み(7月8日)
1970年 男性69.1歳:女性74.3歳(1月22日)
1972年 男性70.0歳:女性不明
1977年 男性72.7歳:女性不明
1984年 男性74.2歳:女性79.8歳 世界1位(6月30日)
1985年 男性74.5歳:女性80.2歳 世界1位(6月28日)
1989年 男性75.9歳:女性82.1歳 世界1位(4月7日)
1995年 男性76.5歳:女性82.9歳 世界最高(7月2日)
1998年 男性77.19歳:女性83.82歳 世界最高
1999年 男性77.16歳:女性84.01歳 世界最高(8月6日)
平均寿命:昔の世界 †
- アメリカの開拓時代はイメージとしてお爺さんお婆さんを囲んだ大家族と言う感じだが、孫の顔が見られるまで生きる人は希で、青年になった息子を見ることさえ困難だったとされている。
1790年のデータでは、誕生した3分の1が6歳以前に死亡し、26歳まで生き残ったのは、4分の1だったと言う。
この時代のアメリカ人の平均寿命は男性が34.5歳、女性は36.5歳だった。
- 古代エジプトでの平均寿命は35年
中世のパリ市民の平均寿命は45歳
平均寿命:男女差 †
- 昔から現在まで、しかも世界中のどこでも、男性よりも女性の方が長生きをしている。
この男女差は何か?
- 1つの原因として考えられる物に、生命を維持する為に必要な最低カロリーが男性よりも女性のほうが少ないと言うのがあると言われている。つまり基礎代謝率の差が関係してくる。
生物によっても寿命の差と言う物があるが、それは動物の体重1gあたりの酸素消費量と関係していると考えられている。
寿命10年余りの犬が毎時318ミリリットル。
寿命70年余りの人間が202ミリリットル。
寿命100年余りのゾウが毎時607ミリリットル。
酸素消費量が多ければ多いほど代謝量も多くなるといえる。上記の比較でいくと、体の大きさのワリに象はほんとうに酸素消費量が少ない。
- 他に考えられるのは、脂肪の貯蔵量の違い。
男性よりも女性のほうが余分に蓄えられている。そのぶん肉体的な持久力も高いという説もある。
しかし、これは「では太っている人間の方が長生きか?」と言う質問で思考はストップしてしまう。
- 他に、女性に怒られそうなのだが「環境の違い」などがあげられている。
端的にいうと、男性よりも女性のほうが楽をしているのではないか?ということ。それらが寿命に関係しているのではないかと言う説もあるが、これもどうかと思う。
考えられる説では、女性は子供を産む機能が体の中に備わっている為に長生きできると言う物がある。
平均寿命:45年 †
- 上記の一覧を見ると100年ほど前の1891年(明治24年)の平均寿命が男性42.8歳、女性44.3歳と考えられないほど短命で驚かされるばかりです。
- 今の時代で40代半ばと言うと働き盛りで「これからもう一花咲かせるか」などと考えたりする様な年齢ですが、明治時代に於いて45歳と言うと完璧に「老後」と言う状態で、子供に家長を譲ることが真剣に考えていたと言います。
- 現在では60歳でも「まだまだ」と言う状態ですが、この時代は「還暦</a>」と言うことで、隠居の身になった老人は童心に帰ると言う意味で赤いチャンチャンコを着せたと言う事も、納得できる習俗だったと言えます。
- 1870年(明治3年)頃から東京府が88歳以上の超高齢者には「扶持米/ふじまい」を出して長寿をお祝いしています。
この時代の88歳と言うのは、現在の100歳どころの話ではないほどの長寿だったと考えられるのです。
- この時代の平均寿命をぐっと下げている理由の一つに乳幼児の死亡と言う物もあります。
1886年(明治19年)の小児急病での年間死亡者数は2367人、発育不全では963人となっています。これは年間死亡者42173人の約7%にも及んでいます。
- 短命だった理由のもう1つに、伝染病があります。
1885年(明治18年)の東京府臨時病院の入院患者リストの内、天然痘・腸チフス・発疹チフス・赤痢・コレラなどの伝染病患者の平均年齢は23.5歳で、それで死んだ患者の平均年齢は23.8歳です。
乳幼児・20代前半の若者の伝染病死など平均寿命を下げる要因が多かったのです。
長寿世界1? †
- 神話や伝説以外の記録が残っている人間の最高齢は、 スコッチ・ウィスキーのモデルのトーマス・パー氏が152歳。
旧ソ連のシラリ・ムスリモフ氏が168歳。
日本では江戸中期の因幡の百姓、儀左衛門が209歳という記録がある。
が、出生届の無かった時代、あるいはあっても曖昧だった時代の人たちの記録なので、かなり怪しいと言われている。
- ●10月1日は『国際高齢者』の日です