痔 のバックアップ(No.1)
し【じ:痔】
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痔の豆知泉 †
- 松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を予定より早く終えたのは痔が原因。
- ナポレオンは痔もちだった。
- 日本人の痔の6割はイボ痔である。
- 昔は修行僧がよくなったので、やまいだれに寺と書いて「痔」という。
- 日本女性の3分の1は痔を患ったことがあり、6分の1は現在患っている。
- 痔は「ぢ」ではなく「じ」。「ぢ」では広辞苑にはのっていない。しかし使い勝手をよくした携帯電話などでは「ぢ」でも変換できることがある。
- 普通の成人が唐辛子を食べると、体に入った辛みの成分のおよそ15%が、肛門から排出される。 痔の人は、この知識を肝に銘じておくように。
- 痔の手術は傷口を縫わない。これは縫合することによって肛門が変形するのを防ぐためである。
- 痔と言うと恥ずかしい部類の病気ととってしまいがちだが、この病気、二足歩行の動物つまり人間以外の動物はなることのできないインテリジェンスな病気。なっても恥ずかしがることはない。
- 肛門を時計の文字盤に見立てると、いぼ痔は3時と7時、11時の位置に出やすい。この位置には細かい静脈が集まっていて、うっ血しやすいため。
ちなみに、切れ痔が出やすいのは6時の位置。固い便を出すとき、どうしてもここに負担がかかってしまうため。
「じ」「ぢ」 †
- ヒサヤ大黒堂と言う痔の薬の宣伝広告はインパクトがあり、大きな太明朝体で『ぢ』と書かれてあったりする。
あれのおかげで「痔」はひらがなで書くと「ぢ」だと思われがちだが、実際は「じ」が正解。
- 辞書で調べる場合は「ち」の項目にはありません。が、最近はそう思いこんでいる人が多い為にワープロなどでは「ぢ」でもちゃんと変換してくれるようになっている物もあります。(かつては変換されなかった)
確かに「痔」と言うとかなり痛い為に「血?」に濁点が付いたほうが感じが出ています。
痔の誕生(聖書より) †
- 人類が痔に悩むようになった理由を、旧約聖書・サムエル記第一・第五章第十二節では『昔、ペリシテ人がイスラエル人をうち負かして、神の箱(契約の箱:十戒の石版などを納めた箱)を奪った時に、主はペリシテ人に腫れ物ができるようにした。』と書いてある。
これが痔の起源なのだ。
痔の種類 †
(医学用語)= (俗称)
▲ 痔核:じかく = いぼぢ :疣痔
▲ 脱肛:だっこう = でぢ :出痔
▲ 痔出血:ぢしゅっけつ = はしりぢ:走痔
▲肛門裂傷:こうもんれっしょう= きれぢ :切痔
▲周囲膿瘍:しゅういのうよう = はれぢ :腫痔
痔を治すには… †
- 17世紀のヨーロッパでは痔を治す為には、ニワヤナギ(タデ科の植物)を幹部に触れさせて、そのニワヤナギを火にかざせば、その火と共に痔も消え去る、と言うおまじないがあった。(もちろん迷信)
- 他の方法として、月が欠けていく時期に、痔を植物などについた露で洗えば治ると言う物もあった。(もちろん迷信)
- 若いハクチョウの肉を油で炒めて食べれば、痔に限らず尻に関する病気は全て治ると言う療法があった。(あまり根拠無し)
- 痔にならないおまじないとして、常にウマグリ(トチノキ属高木)の実をポケットに入れておくと良いとされていた。
さらにこのおまじないは痛風・リュウマチなどにもならないと言う。(もちろん迷信)
しかし、ドイツの製鋼業者で大成功したアルフレート・クルップはそのまじないを信じて、常にウマグリの実をポケットの中に三個入れていたと言う。
更新履歴 †
- 1999.00.00
- 2000.06.18(痔を治すには)
- 2000.06.18(聖書に)