弘法大師 のバックアップ(No.1)


?弘法大師・空海:こうぼうだいし・くうかい

Counter: 3772, today: 1, yesterday: 0

ビックリ人間?

  • 平安時代初期を代表する名僧・弘法大師(空海)は書の名人としても有名でした。
    《嵯峨天皇:さがてんのう》《橘逸勢:たちばなはやなり》と共に「三筆」と呼ばれていたそうです(当時の人がそう呼んでいたのかは不明、おそらく後世の人々が言った言葉だと思われる)。

  • 弘法大師はどんな事をやっても上手に字を書くと言うことで、口に筆をくわえて書いてもも、足の指で筆を持って書いても誰もが感心するような書を書いたと言われていますので、かなり「ビックリ人間大集合」的な人だったみたいなのです。(もちろん、過去になって湾曲され大げさに言われた話と言う可能性も充分あります)

  • ある日、時の天皇が城内の壁に書を書くようにと命じたところ、弘法大師は筆の1本を口にくわえ、2本を両手に持ち、さらに2本を両足にはさんで5本の筆で一気に5行の詩を書いたと記録されていますが、これはどう考えても不可能なのではないか?と思われます。

弘法も筆のあやまり

  • そんな天才的な弘法大師でさえ失敗をする事があると言うことわざとして《弘法も筆のあやまり》と言う言葉があります。

  • これは、ある日、京の《大内裏:だいだいり》の応天門にかかげる額の文字を書いてくれと依頼を受けた。
    弘法大師はお安い御用とばかりに、ササッと『応天門』と書いて、その額を門に掲げたのですが、その瞬間、それを見ていた人々の間からどよめきが起こったのです。実は、改めて見ると《応》の文字の《心》の点が一つ足りなかったのです。

  • まさかあの弘法大師とも有ろうお方が漢字を間違えるとは・・・と人々は思ったわけです。
    しかし、弘法大師は慌てもせず、筆を再び手に取り、その額めがけて投げつけたのです。
    すると見事なことに、その抜けていた部分に点がつき、『応天門』と言う額が完成したというのです。

サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ