のバックアップ(No.4)


【はな:花】植物

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花の色は虫の都合(色調識別)

  • 日本に原種として咲いている花でもっとも多い色はです。その次が黄色、と言ってもうっすら黄色と言うものも含まれるので白い花が圧倒的に多いのです。
    この白と黄色だけで日本の花の60%を占めている。

  • 何故、白い花が多いかというと基本的に花の色というのは昆虫をおびき寄せて、彼らに受粉を手伝ってもらうために綺麗な色になっているのです。
    つまりお客さんあっての色なのです。

  • 実は人間と昆虫は見ている世界の色が違っています。
    人間の目で識別できる範囲でが一番短い波長で?が一番長い波長の光線になっています。
    それに対して、日本に棲息している虫達が識別できるというのは黄色から・紫、そして紫より先の色、つまり紫外線をちゃんと色として識別できているのです。
    その逆に人間に見える赤い色は黒く見えていると言うことになります。

  • つまり日本に咲いている花で赤い色のものは海外からつれてこられた品種か、無理矢理掛け合わせで作られた品種なのです。
    当然、日本に棲息している虫達には赤い花は黒く見えてしまうのです。
    だから日本に咲いている花は、虫たちに利用してもらおうと一生懸命白い色を出しているのです。(赤い花が突然変異で出来たとしても、虫が近寄ってくれないので、自然淘汰されてしまいます。)
    ちなみにヨーロッパや南国には赤を識別できる虫が居るので、赤い花も生き残る事が出来ます。

無い色

  • 人間の手により色々な品種改良がされていますが、未だに作る事が出来ない種類の花もあります。
    ○青いバラ
    ○緑色のチューリップ
    ○赤いパンジー
    近い色の品種もありますが、厳密にはまだありません。

  • 意外な事に存在しない花として「白い花」というものがあります。
    「そんなのどこにでもあるじゃん」と思われがちなのですが、厳密な意味で言うと完璧な白い花はなく、それらの花は「フラボン」や「フラボノール」などの淡いクリーム色の色素を持っているのです。

  • 色素というのは太陽光線(紫外線)を和らげる働きがあるので、これが含まれていない花は戸外で生きていけないのです。

8月7日 花の日

「は(8)な(7)」の語呂合わせで8月7日に決まりました。

更新履歴

  • 2000.12.1
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