煙草 のバックアップ(No.2)
た【たばこ:煙草】
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関連サイト †
- 日本たばこ産業(JT):http://www.jti.co.jp/
- 世界保健機関:http://www.who.org/
語源 †
- 実は「タバコ」と言う言葉の一番最初に間違いがあり、コロンブスが現在のカリブ海に住んでいたインディアンの吸っている煙に興味を持ち「それは何だ?」と聞いた際、原住民はタバコの葉ではなくパイプの呼び名を答えたのです。
つまりカリブ海にすむ人々にとってタバコとはパイプの事だったのです。(ハイチ語)
- 漢字
- 漢字では“煙草”と書くのが一般的ですが、明治時代は草冠の下に「良」と言う字を書く字を使っていました。
- 『慶長見聞集』には「此頃タバコと云ふ事はやる。是は南蛮より渡と云。広き葉を割火を付け煙をのむ」とあります。
南蛮とはポルトガルを指します。
- タバコと言う言葉はハイチ語からスペイン語を経由してポルトガル語になった「tabaco」がそのまま日本語になった物です。
しかも、世界各国ほとんどで「タバコ」と云う名称です。
1月13日 ピース記念日/たばこの日 †
- 1946(昭和21)年.1月13日、高級たばこ「ピース」が発売されました。
当時、10本入りで7円で、日曜・祝日に1人1箱だけに限られていました。
2月18日 嫌煙運動の日 †
- 1978(昭和53)年.2月18日?、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人々の会」が設立されました。
すでに札幌市に「非喫煙者を守る会」がありましたが、「日照権」をヒントにして作られた「嫌煙権」という新語のアピールによって運動が全国に広まりました。
5月31日 世界禁煙デー(World No-Tabacco Day) †
- 世界保健機関(WHO)が1989(平成元)年.5月31日?に制定。国際デーの1つ。
1995年現在で、世界の喫煙者は10億1000万人で約5人に1人の割合となっています。
毎年世界で300万人が喫煙が原因とみられるがんや心臓病で亡くなっており、このままでは2030年代初頭には喫煙による死亡者が年間1000万人に達するとWHOは警告しています。
- 5月31〜6月6日:禁煙週間
警告文 †
- 日本の煙草のパッケージには《あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう》と書かれています。
これはよく考えると「自分のことしか考えておらんのか?副流煙はどうした?」と言うことになってしまいます。
実は海外の煙草を見るともっとキツイ言葉で書かれていたりします。
- イギリス
《喫煙はあなたの健康を損なうことを英国政府は警告する》 - アメリカ
《公衆衛生総監は、紙巻き煙草の喫煙は、あなたの健康に危険であると決定した》 - オーストラリア
《喫煙は人を殺す》 - イタリア
《煙草で死ぬ危険は交通事故の4倍である》 - タイ
《保険省令:煙草を吸うとインポになります》
たばこの豆知泉 †
- ヨーロッパにタバコを伝えたのは、アメリカ新大陸を発見したあのコロンブス。だが、当初はタバコは現在のように単なる嗜好品として吸うのではなく、脳の中の悪い湿気を取り除いたり、神経痛やぜんそくを治したり、あるいはペストの予防薬といった医薬品として活用されていた。
- 喫煙は「百害あって一利なし」とも言われ健康の敵とされるが、タバコに含有されるニコチンにはパーキンソン病・アルツハイマー病などを予防する効果がある。
- 台湾からの旅行者に人気のある日本土産の一つは、たばこの「峰」である。
- 紙巻たばこの販売本数は年間3500億本弱で、成人にひとりあたり1日10本近く吸っている計算になる。(1999年頃の数字)
- 皇居の清掃奉仕をしたら下賜される恩賜タバコにはニコチンが入っていない。
- フィルター付きたばこ1本の重さは、ほぼ正確に1グラムである。
- JTが設立した「たばこと塩の博物館」には、たばこの害に関する展示はいっさい無い。
- 国産タバコでいちばんきついのはショートピース
- 日本初のメンソールタバコは両切の《みどり》
- アメリカ先住民は煙草を神聖な儀式のために使っていた
- 葉巻の普及はメリメの「カルメン」のヒットによる。(カルメンは葉巻工場の女工の設定)
- たばこをやめると太ると言われるが、これはたばこを吸う人が、自然に無意識のうちに何度も深呼吸していることになり、この深呼吸によって体温が高めに保たれ、たいして脂肪を必要としない身体になっているから。ただし、この差が出るのは、1日に20本以上喫煙していた人のみ。
- 植物としてのタバコはナス科の植物。
- 世界最高齢者として有名な、故泉重千代さんは70歳からタバコを始めた。
- たばこを直接食べると急性ニコチン中毒で死ぬが、健康な大人は2cmぐらいならなんとか大丈夫。(だけど挑戦しちゃダメだよ)
- 軍部はその騒ぎを収めるために「あれは豚じゃなく牛の脂だから安心しろ」と噂を流した。が、今度は牛を禁じているヒンドゥー教徒?が激怒し、収拾つかなくなった。(ちょっと出来すぎた話なので作り話かも知れない)
日本初の禁煙 †
- たばこはコロンブスによって発見されたアメリカからヨーロッパに渡った物、と言うのは有名な話ですが、当然日本のたばこもその流れで入ってきたものです。
そして、日本で初めてタバコの虜となってしまった女性喫煙家第1号は、豊臣秀吉の側室だった淀君(茶々)だと言われています。
- この淀君にタバコを教えたのは当然、豊臣秀吉だったのですが、その愛煙家ぶりは激しく一日中片時も手放すことなく吸い続けたとされていますから、そうとうなニコチン中毒症状になっていたのだと思われます。
ところがある日突然、自分が淀君にもすすめ、タバコを普及させようとしていたのにも関わらず、秀吉は突然『煙草禁止令』を出すのです。
- この禁止令の理由は定かではありませんが、余りに熱中してしまった淀君が体調を崩したからだとも、親しくしていた僧侶から「煙草は世を害する物で、煙草を持ち込んだバテレン(キシリタン達)が日本侵略を狙うための陰謀」と忠告をしたからだとも言われています。
歴史に残されている淀君のヒステリックな行動は、実は最初からではなく、この煙草禁止令が出された後のことで「ニコチンの禁断症状」によってだと言う説もあります。
煙草の煙 †
- たばこ直接から立ち登る煙はよく見ると青い。それに比べて口から吐き出された煙は白い。
タバコから立ち登る煙は、純粋に葉や巻紙が燃えた後の微粒子。
微粒子は波長の短い青い光を拡散する為に、煙の色が青く見える。
口から吐き出された煙は、体内で微粒子に水蒸気が混ざり大きな粒子に変質する。
大きな粒子はいろいろな光を拡散するので混ざり合って白く見える。
これは雨を含んだ雲が白く見えるのと同じ原理。
喫煙の後進国 †
- WHO(世界保健機関)の喫煙に関するレポートによると、日本は、喫煙対策においては後進国と呼べる物だそうだ。
タバコの自販機が町のあちこちに設置されている国は日本だけだとか。
それでも10年前から比べると喫煙者の総数は減少の傾向にある。
- 受動喫煙(喫煙する人の近くにいて間接的に煙を吸ってしまう)の害がテレビ等で報じられるようになり、タバコ好きの肩身はどんどん狭くなっている。
このような中、喫煙の害は「大げさ」との声もある。
言い分では「ニコチンやタールには発ガン物質が含まれているのはたしかだが、それがかならずしもガンを招くとはかぎらない。
ニコチンやタールの低いタバコなら、一日20本くらい吸っても、それほど影響はないと思う」ということ。
- 愛煙家にとって救いというか、最近発表された説によると喫煙は脳の活動を活発化させる効果があり、またアルツハイマーの予防に役立つ可能性もあるということを発表した研究機関もある。若い人の場合は、喫煙後12時間は、喫煙しない人よりも頭の回転が速くなり、記憶力も喫煙しないときより高いことが検証されたという。
(アメリカサンディエゴ・カリフォルニア大学のピネダ博士の実験)
- また、ニコチンにはアルツハイマーの原因であると考えられているベータ・アミロイド・プラクという物質の形成を防止する働きも認められたという。
(ケイスウエスタン・リザーブ大学の研究者グループ発表)
サイト内:煙草項目 †
- 1616年10月3日:幕府が煙草の栽培を禁止する
- 1665年 :イギリスでペストが大流行したとき、予防として煙草を吸うといいと思われていた。
- 1890年1月31日:アメリカン・タバコ社設立(社長ジェームズ・デューク)
- 1896年1月28日:葉煙草専売法・登録税法公布
- 1900年3月7日:未成年喫煙禁止法が公布され現在の様に未成年者は吸ってはいけない事になりました。
- 1904年4月1日:煙草専売法公布・製造も政府が専属に
- 1904年7月1日:煙草が専売商品になり初の官製煙草が発売
(敷島・朝日・チェリー・大和・スターの5種類) - 1906年9月1日:両切り紙巻きタバコ「ゴールデンバット」発売/10本入り4銭
- 1909年5月1日:煙草の専売法を樺太にまで拡大する事を決定
- 1909年6月1日:煙草の専売法を樺太でも実施
- 1919年1月 :歌劇カルメンの劇中歌「煙草のめのめ」流行
- 1940年10月31日:外国語の煙草名を日本名に改称
「バット→金鵄」「チェリー→さくら」 - 1944年7月 :煙草が紙不足もあってバラ売りになる
- 1944年11月1日:煙草が隣組配給性になる(男子1日6本)
- 1946年1月13日:戦後初の新煙草「ピース」新発売
- 1949年9月6日:煙草宣伝ガールが街頭に登場
- 1950年4月1日:魚・衣料・煙草などの統制・配給が廃止になる
- 1952年4月1日:新デザインの煙草「ピース」登場/レイモンド・ローウィ(米)図案
- 1957年7月1日:初のフィルター付タバコ「ホープ」発売
- 1960年6月20日:初のロングサイズのフィルターつき煙草「ハイライト」登場・定価70円
- 1960年10月20日:外国たばこの一般販売はじまる
- 1972年7月1日:初めて観光たばこ発売:銘柄はハイライト
富士箱根伊豆国立公園と南房総国立公園 - 1976年12月1日:日本最古の煙草「朝日」が生産中止
- 1982年6月21日:低ニコチン低タールの煙草「キャスター」発売
- 1985年4月1日:NTTとJT(日本たばこ産業)が発足
電電公社・専売公社が民営化 - 1992年12月31日:記念・観光たばこ製造中止
(大正天皇即位記念からの80年の歴史に終止符) - 1994年10月27日:日本たばこ産業(NT)が株式上場
更新履歴 †
- 1998.00.00
- 2000.08.01(日本初の禁煙)