ミネラルウォーター のバックアップ(No.1)


【ミネラルウォーター】Mineral Water

ヨーロッパのミネラルウォーター

  • 1970年代まで「外国ではをわざわざ買って飲んでいる」と言う話が驚きの話題として取り上げられていた。
    と言うのも日本はもともと水質のよいことで知られる国で、水などは無尽蔵にある資源だったからなのです。
    それに比べ、ヨーロッパの水が汚染されているというワケではなく、ヨーロッパの水と言うのは中に含まれている鉱泉成分のために、そのまま飲むと体調を崩すと言う物が少なくないからなのです。
    その為にヨーロッパでは古くからミネラルウォーターとして、飲料水の売買が行われてました。
    その為にミネラルウォーターの規格というのもしっかり出来ていて、ミネラル分をたくさん含んだ天然の鉱泉を一切の処理を加えずに容器に詰めた物だけをミネラルウォーターとしているのです。

  • P.S.
    冒頭に書いた「わざわざ水を買う」と言う行動ですが、実は日本では古くからそのような事が行われてきたと言う記録があります。
    それが基になったことわざとして《年寄りの冷水》と言うものがあります。

日本のミネラルウォーター

  • それに比べてミネラルウォーターが一般化したのが最近の日本ではあまりその辺には厳密でなく、最近になって農林水産省があわてて作り出した『ミネラルウォーター類品質表示ガイドライン』と言うものがあります。
    その中で、源水や処理方法の違いからミネラルウォーターを4種類に分類しています。
  1. ナチュラル・ミネラルウォーター
    特定の水源から汲み出した、ミネラル分が多い地下水で、そこに濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理を加えていないもの。
  2. ナチュラル・ウォーター
    ミネラル分が多少なりとも含まれていればよく、そこに濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理を加えていないもの。
  3. ミネラル・ウォーター
    ナチュラル・ミネラルウォーターと同じようなミネラル分の多い地下水で、そこにミネラルの調整や、紫外線殺菌、オゾン殺菌などの処理を加えた物。
  4. ボトルド・ウォーター
    飲用可能な水を殺菌・減菌処理したもので、殺菌方法に限定はない。つまり飲用可能で殺菌処理したと言う意味では、一般的な水道水を沸騰させただけでもこれに属する。

ミネラルウォーターは腐らない?

  • ミネラルウォーターと言うのは鉱泉水のことで、あくまでも自然に湧き出ているもので人間がまったく手をふれていない状態の物を指します。
    と言うのは、欧米だけの定義で日本の場合は《食品衛生法》と言う法律によって「清涼飲料水」の一種としてミネラルウォーターが存在しています。
    この法律上で清涼飲料水の定義は「85度以上で30分の加熱殺菌をするか、同等の効果がある方法で殺菌処理しなければいけない」となっています。

  • つまり、日本のミネラルウォーターは未開封ならば雑菌が混入することがないので、基本的には永遠に腐ることはありません。さらに内容物が栄養分のまったくない水なので雑菌が今夕したとしても、繁殖することはありません。
    (かつて海外からの輸入品のミネラルウォーターが変質していた事件もありました)
    とりあえず永遠としていますが、10年程度ならほぼ完璧に大丈夫のハズです。

  • しかし飲料水として大丈夫だとしても、根本的な「水の味」に関しては3年ぐらいでかなり変質してしまいますので、早めに飲むのをお勧めします。

更新履歴

  • 2000.08.01
  • 2001.05.06(ミネラルウォーターは腐らない?)
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