ピーマン のバックアップ(No.1)
ひ【ピーマン】
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分類 †
- 学 名:CAPSICUM ANNUUM L.
分 類:ナス科トウガラシ属
別 名:甘トウガラシ
外国名:英語:BELL PEPPER
仏語:POIVRON
原産地 †
- 熱帯アメリカ
15世紀にコロンブスがアメリカからヨーロッパに持ち帰って世界に広まった。
日本へ[徳川時代に渡来したが、この時代に北面のは辛味種の唐辛子だったと言われる。
現在ピーマンと呼ばれる唐辛子の甘味種がやってきたのは明治時代の初期ですが、独特のニオイから敬遠される事も多く、食用として日本に定着したのは第二次世界大戦後の事です。
生育 †
- 寒さに敏感な野菜なので、高知や宮崎は温暖な気候を利用してハウス栽培で大量に生産している。冬から春にかけての時期に出回るピーマンの約8割が、高知県・宮崎県の2県だけが占めている。
夏から秋にかけての時期に出回るのは茨城県・岩手県の物が多い。
- 普段目にしている緑色のピーマンは、実は未熟なうちに収穫したもので、ピーマンのほとんどの品種が成熟すると赤色になる(オレンジ色や黄色になる物もある)
90年代に入ってぐらいからスーパーなどで色とりどりのピーマンが出るようになってきたが、分類すると色は7種類に分類できる。
- 緑(中型種)
一般的に出回っているもの。
30〜40gほどの大きさで、肉が薄めの品種がもっともポピュラー。
主な品種に「京波」「ちぐさ」などがある。 - 緑(大型種)
果肉が熱く、詰め物や肉との煮込み料理に向いている。
大型種はオランダパプリカと呼ばれる場合もあるが、これは単なる呼称で品種名ではない。
代表的品種に「カリフォルニアワンダー」がある。 - 赤(中型種)
中型の緑ピーマンが完熟した物。
味わいはほとんど緑ピーマンと同じなのだが、いわゆるピーマン臭さが少なく甘味も強い。 - 赤(大型種)
緑ピーマンの大型種が完熟した物。 - 黄色
- 白色
- 黒
- 紫
- 茶色
食 †
- ビタミンA・Cが多く含まれて、カロチンも豊富なピーマンは、唐辛子の仲間で辛みの無い物を差していう。
独特の臭いと苦みの為に、子供達の嫌いな野菜の代表格に挙げられたりするが、最近は大部分の品種がクセのない味に改良され、食べやすくなっている。
が、逆にその苦みを好んでいた人々の間から不満の声も挙がっている。
話がピーマン †
- 1984年に発行された『雑学おもしろ百科・10』(角川文庫)によると「インベーダー世代の印象に残る流行語1位は『なんちゃって』で2位は『話がピーマン』」だそうです。
インベーダー世代と言う言い方が実際にあったかどうかは知りませんが、おそらくインベーダーゲームの流行した1979〜1981年当時に18〜〜22歳ぐらいだった世代を差しているのだと思います(他には元祖おたく世代とか、新人類とか呼ばれてましたが)
話がピーマンとは、ピーマンの中身が無いと言う事から「話の内容がスカスカの下らない状態」を差しています。
ちなみにその『雑学おもしろ百科・10』には同様の、野菜言葉が羅列してあります。
「話がレタス(真っ青になる話)」「話がトマト(真っ赤になる話)」「話がキュウリ(話が長い)」「話がサツマ(臭い話)」「話がバナナ(横滑りして本流から外れた話)」「話がタマネギ(刺激的だけど中身がない)」「話がセロリ(筋が通っている)」「話がレンコン(話が筒抜け)」「話がおじや(ごちゃまぜ)」「話がスパゲティ(こんがらがってる)」「話がどじょう(捉え所がない)」「話が山手線(ぐるぐる廻っている)」「話がショットガン(あちこちに散らばって支離滅裂)」
などと多数紹介してあるが「話がピーマン」以外は聞いたことがない・・・。
更新履歴 †
- 1999.00.00