ビビる のバックアップ(No.1)
ひ【びびる:ビビる】
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意味 †
- 気後れして萎縮する事。
この言葉は60年代末、学生運動が盛んだった頃の学生の間で流行した事があり、デモ隊との衝突を恐がって逃げ出した事をこの様に言った。
- それが90年代に入ってから、最近の言葉的な扱いで使われるようになってきた。
- 関連項目:ごぼう抜き?
語源 †
- 実はこの言葉の歴史は古く、それは源氏と平家が闘っていた時代にまで遡る事が出来るのです。
- この「びびる」とは、《鎧:よろい》や《兜:かぶと》が触れ合ったりする音や、軍隊が進んでいくときの轟音を表現していたと言う。つまり、びりびりと大地が震動する様な様の事なのだ。
- 源平合戦の時、富士川のそばで陣を組んでいた平家が水鳥が一斉に飛び立つ音に驚き、それを敵軍の襲撃と勘違いして逃げ出したと言う話が有名だが、この時の鳥の羽音こそ「びびる」だった。
知識 †
- このびびるは、相手に対して「気持ちが押されぎみになる」と言うニュアンスがあったので、江戸時代には「はにかむ」「恥じらう」と言う意味でも使われたこともある。