ハヤシライス のバックアップ(No.1)


:ハヤシライス(はやしらいす)

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解説

  • 基本的にビーフストロガノフの和風普及版。

語源1

  • 現在、本橋に本店がある丸善と言う大手書店チェーンの創業者・早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が関係しているとされている。
    この人は、福沢諭吉の門下生で、何事に置いても合理的に考える人だった。
    丸善が「丸屋商社」と言う名前で、まだ横浜で輸入業を営んでいた頃、友人が遊びにきたとき自分で肉や野菜を煮込み客にもてなしたのが始まりと言われている。
    ひとつの皿の上に、肉と野菜を煮込んだ物とご飯を乗せ、食べるのも楽、あと片づけするのも楽と言う合理的な料理だった。
    現在でも丸善本店の屋上にはハヤシライスを出すレストランがあるし、地下には缶詰のハヤシライスを売っている。

語源2

  • 別の説では元々肉と野菜の煮込み料理の事をハッシュドビーフと言っていたのを、言いにくいのでこう呼ぶようになったという説もある。
    「ハッシュ/Hash」とは英語で細かく切り刻むと言う意味です。

語源3

  • さらに凝った説では、神田の洋食店にハッシュドビーフがあったのだが、丸善の早矢仕氏が好物でよく食べに来ていた。
    その食べ方と言うのが、ハッシュドビーフをライスにかける方法で、その事からハヤシライスと言うメニューが誕生したと言う説もある。

語源4

  • もっと別の説では、明治のはじめ洋食が好きな林さんがいましたが、彼は辛い物が苦手だったのでカレーを注文するときに「カレー粉抜きのカレー」を注文していたと言うのです。
    そこで「林さん特注のカレーライス」と言う意味で「ハヤシライス」と呼ぶようになったと言う説です。[知泉No.142/2000.02.21掲載]

記載

  • 2000.00.00:語源1-4(知泉)

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