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[[つ]]【つばめ:燕】
#counter(today)
*解説 [#vcf1d924]
-スズメ目ツバメ科の小鳥。
*燕の豆知泉 [#n963ecf9]
-ツバメの語源はツパッツパッと言う「鳴き声」+鳥の古語での言い方「メ」~
(同様のケースにスズメが居る。鳥と言う古語ではスと言うのもあり、それはカラス・ホトトギスに使用されている)
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-ツバメは電線などに止まっている事が多いが、実は手が小さいために太い木には止まれない構造になっている。~
そのため細い木を探すよりてっとり早く電線に止まる方が楽なのだ。
*歴史上のツバメ [#a45d685d]
-[[1890年]].[[9月2日]]:三重県でツバメの捕獲の禁止令が出る。~
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-[[1931年]]:ウィーンで、あまりに急激におそってきた寒波の為に、暖かい地方に渡り損ねたツバメ10万羽を、暖かい地域まで[[飛行機]]で運んだことがある。~
*ツバメのスピード [#qaa668e6]
-昔、東海道線には「ツバメ」という特急が走っていました。~
今の[[新幹線]]などとは比べようがない速度だったのですが、初登場の頃は「早い!」と言うイメージでその名前が付けられました。~
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-今や新幹線は時速200キロで走っていくのですから、ツバメなんかの比ではないと思いますが、実は負けていません。~
アマツバメ科のハリマオツバメという種類のツバメは時速250キロで飛ぶと云いますから新幹線よりずっと速い!しかも、瞬間的な速度ではなく継続して飛ぶことができるそうです。~
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-つまり新幹線に乗っているときに真横をハリマオツバメが飛んでいると、進行方向に向かって時速50キロで追い抜いていくワケですから、その速さはハンパではありません。~
鳥の中でスピード自慢と云うと、ハヤブサが高空から地上の獲物を襲うときの急降下の速度は200キロ近くだと云いますし、イヌワシのような大型の鳥でも獲物に襲いかかるときは120キロくらいのスピードになると云われています。~
が、長時間そのスピードを保てると云う事では、ツバメにはかないません。~
*ツバメの巣 [#k6b5852c]
-[[中華料理]]の高級食材といえば「[[フカヒレ]]」「ツバメの巣」と言う名前が出てくる。~
フカヒレのほうは判るが、どうにも「ツバメの巣」と言うのは理解しにくい。よく田舎のほうに行くと家の軒先などにツバメが巣を作っていることがあるが、あの泥とワラを固めた巣をどうやれば食べる事が出来るのか?と思ってしまいます。~
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-実は中華料理で出てくるツバメの巣を作ってくれるツバメは日本で目にするツバメとは見た目はよく似ているが、まったく違う種類のアマツバメと言うものなのです。~
さらにアマツバメの種類の1つ「アナツバメ」と言うツバメの巣だけが食用とされるもので、いっさい地上に降りたり、枝に停まったりしないという習性を持つ完全空中生活鳥なのです。~
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-そんなツバメたちは自分の巣を作るときも、土を取ってきたり、枝を取ってきたりせずに、自分たちの口の中から分泌される唾液を固めて巣を作るのです。~
つまり、高いお金を出してありがたがっているアレは、ツバメの唾液なのです。~
*ツバメ関連項目 [#zeee4849]
-[[若いツバメ]]
*更新履歴 [#z8c6db0d]
-2000.09.05