タケノコ のバックアップ(No.4)
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- 1 (2006-03-22 (水) 22:05:54)
- 2 (2006-07-09 (日) 09:25:18)
- 3 (2007-08-02 (木) 14:55:09)
- 4 (2018-03-07 (水) 18:51:40)
た【たけのこ:筍】
分類 †
- 学 名:
(孟宗竹・モウソウチク)PHYLLOSTACHYS PUBESCENS MAZEL
(破竹・ハチク)PHYLLOSTACHYS NIGRA MUNRO
(根曲竹・ネマガリダケ)MAKINO ET SHIBATA
(真竹・マダケ)PHYLLOSTACHYS BAMBUSOIDES SEB.ET ZUCC.
分 類:イネ科マダケ属(モウソウチク・マダケ)
イネ科ササ属(ハチク)
イネ科マチク属(ネマガリダケ)
別 名:
外国名:英語:BAMBOO
仏語:POUSSE de BAMBOU
解説 †
7月7日 たけのこの日 †
- 全日本竹産業連合会が1986(昭和61)年に制定。
日本缶詰協会などの産物関係者の話し合いの席上で「竹取物語?のかぐや姫が竹の中から生まれた日は七夕の7月7日ではないか」と話題にのぼり、この日に決定されました。
- 同じ理由で竹の日
原産地 †
- 中国江南地方の原産(モウソウチク/孟宗竹)
渡来~ †
- 日本で食用タケノコとして利用されているものの大部分が孟宗竹のタケノコですが、孟宗竹は1736年?に薩摩藩主が琉球から2株を持ち込んだのが始まりとされています。
それが次第に全国各地へ導入されて、野生化していったものと推測される。
大正8〜9年にはタケノコの栽培および竹林対策事業が行われ、昭和初期には全国的に増えていった。
- 絵本で《かぐや姫》は必ず太い孟宗竹の中に生まれたと描かれるが、実はあの孟宗竹が日本に伝来したのは江戸時代中期。あの話の時代ならば細い『淡竹:ハチク』ぐらいしか日本にはなかったハズ。
- つまり宮本武蔵?などの物語でも野生に生えているのは、破竹や熊笹みたいな細いものばかりと思われる。
特性 †
- イネ科の植物で、タケノコとして食される孟宗竹は、日本において竹類の中で最も大きく、早熟に発筍し、肉厚で軟らかい。
- 竹は無性繁殖で、地下茎によって新芽を形成し、この芽子の一部がタケノコになったり、次の地下茎になったりする。地下茎は年々2〜3本に分岐し、タケノコは2年目以上の地かけから発生する。3〜5年の地下茎に旺盛に発生する。その後の地下茎の芽子は老化し、タケノコの発生は少なくなる。
産地 †
旬 †
タケノコは人為的に発生を調整することが難しく、地域ごとに大部分が自然発生した物が収穫される。年間出荷されるが大部分が3〜5月に集中する。3月にはマルチによるハヤだし出荷が行われる。
6〜7月の晩出しには寒冷地から、10〜2月の早出しは暖地から出荷されるが、量は少ない。
輸入 †
加工原料仕入れの内、乾燥タケノコとして台湾から、調理品のタケノコとしては中国から輸入されている。
種類 †
竹の種類は多いが、タケノコとして食用にされている物は殆どがモウソウチクの事を指す。竹は無性繁殖をするために、他の品種との交雑品種や分化はほとんどない。
モウソウチク以外にもタケノコとして利用されている物も、僅かづつだが存在している。
【マダケ】
マダケのタケノコは本州中央部で6月に初筍する。モウソウチクが渡来する
以前はタケノコと言えばマダケが中心品種だった。
【ハチク/破竹】
ハチクのタケノコは古くから利用されていて、現在でも独特の風味を持ち、
モウソウチクが一通り出た後に発筍するので、今でも需要がある。
【カンチク/寒竹】
カンチクのタケノコは小振りで味がよいと言われる。発筍が10月なので、
重宝がられる。
【カンザンチク】
カンザンチクは九州地方で防風林目的で植えられているが、5〜8月に出て
くるタケノコはモウソウチクより美味しいと言われている。
【ネマガリダケ】
ネマガリダケは、和名を「チシマザサ」と言う、笹の種類ですが、そのタケ
ノコは「すずこ」と呼ばれ美味で古くから食用にされていた。
現在でも瓶詰めに加工されて周年利用されている。
【マチク】
マチクは中国・台湾・沖縄で栽培され、そのタケノコはほとんどがメンマと
して加工される。
料理 †
- 周年的な需要があり、旬の時期に缶詰・乾燥など加工して蓄えられ、各種の日本料理、中華料理、その他の酢漬け・塩蔵・糖蔵に利用される。
料理としてはタケノコ飯・煮物・汁の具・油炒めなどに広く使われ、特有の風味と<A HREF="../60/60949.html">歯</a>ごたえを味わう。
更新履歴 †
- 1998.00.00