シーラカンス のバックアップ(No.1)


【シーラカンス】

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生きた化石の発見

  • シーラカンスと言うは《生きた化石》と呼ばれる魚で、その姿は4億年前の原生種そのままの物で、1938年南アフリカ東岸で捕獲されるまでは、デボン紀の地層から見つけられる化石?の中の存在だったのです。
  • そのデボン紀は4億年前なのですが、その当時は世界各地の淡水域に棲息したとされ、その後中生代になって海に生息域を広げたといわれています。

  • その後、約7000万年ほど前の白亜紀の終わり頃に約3億年以上の歴史を閉じ絶滅したのだろうとされていたのです。
  • それが1938年、南アフリカ東岸の近海で捕獲されて、その姿は古代とまったく変わらずに棲息していると言うのが判明したのです。

  • 実は、このシーラカンス、それ以前からもときたま漁師によって捕獲されていて、地元の市場に並んでいたと言うことがその後判明したのです。
  • 地元の漁師たちはまさかそんなに学術的な魚とは知らず、ただのグロテスクな魚程度に考えていたのです。

  • しかし、この魚があまり話題にならなかったのは、その身があまり美味しくないために誰も興味を持たなかったのです。
  • もしかしたら4億年もの間、生きながらえてきたのは、環境の変化への対応(淡水から海水へなど)の巧みさ以外に、不味かったからと言う理由があったかもしれません。

  • 1938年に捕獲されたときに話題になったのは、偶然にもそのの近くに海洋学者のJ・スミス博士が滞在していた為に、貴重な古代種だということが判明したのです。
  • 2000.06.11

12月20日 シーラカンスの日

  • 1952(昭和27)年、7500万年前に死に絶えたと言われていたシーラカンスがアフリカのマダガスカル島沖で捕獲されました。

  • 1938(昭和13)年.12月20日に南アフリカで捕獲されて生存は確認されていましたが、この日はじめて学術調査が行なわれました。

シーラカンスの生態

  • 現在シーラカンスの生息域は、主にアフリカ南東沖のコモロ諸島周辺の水深70〜600mあたりです。
  • 全長は150センチぐらいで、前身が硬いウロコで覆われており、胸びれと背びれが葉っぱのような形をしていて、尾びれは上・中・下の三葉に分かれています。これは脊椎動物が魚類から四足動物へと進化して分岐する時代の特徴だったりします。

更新履歴

  • 2000.06.11
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