カニ缶 のバックアップ(No.1)


?:カニ缶(かにかん)

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あの紙は何?

  • カニ缶を開けると、カニの身は必ず半透明ので包まれています。 あの紙のことを「崩れやすい身をまとめている」とか「少しでも内容量を少なくしようと思って」などと考えている人もいますが、あれはカニの缶詰には無くてはならない物なのです。
  • あの紙は「酸性パーチ」と呼ばれるもので、カニに含まれる成分が缶の成分(すず?)などと触れると化学変化を起こするのを防いでいるのです。 その化学変化は「ストラバイト現象」と呼ばれるもので、ガラス片のような物質が出来てしまうもので、さらにカニの身を変色させたり、風味が無くなったり、よい事は一つもないのです。
  • もっとも、酸性パーチで包んでもストラバイト現象が起こってしまう事はあり、時々業者の元へ「カニ缶の中にガラス片が入っていた」とクレーム電話があるそうです。 もっとも、このストラバイト現象で出来たガラスに見える物質は、人体に影響を与えるような毒性の物ではありませんので、ご安心を。

更新履歴

  • 2006.03.01.知泉

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