ウェディングケーキ のバックアップ(No.1)
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- 1 (2006-02-25 (土) 10:18:23)
- 2 (2006-03-09 (木) 23:14:39)
う?:ウェディングケーキ
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解説 †
- 結婚式の前半のクライマックスと言うとケーキへの入刀。
いわゆる「お二人による初めての共同作業」と言う時代錯誤的なセリフと共に、友人知人達によるカメラのフラッシュの嵐。これによって一瞬だけ勘違いの芸能人気分を味わった人も多いと思います。
- 結婚式を飾る豪華なウェディングケーキが史実に登場したのは、かなり古くローマ帝国時代の事です。
その当時のケーキは《豊かさ・幸せ》の象徴としても存在して、その幸せを列席者全員で分かち合って食べると言う事に意味がありました。
ヨーロッパでは、招待されたお客さんがそれぞれ香料入りの甘いパンを持ち寄って、それをテーブルの上に山のように積み上げるという風習があったのですが、そのケーキと積み上げると言う2つの風習が現在の、天井にまで届きそうな高いウェディングケーキになったと言われています。
- 別の説としてはパンを積み上げる風習とは関係なく、18世紀末ロンドンでのウィリアムリッチという菓子職人が作ったケーキが元になっていると言われています。
この菓子職人は店先からセント・ブライド教会の高い塔を見上げる事が出来たために、ある日「あの塔をモデルにしたケーキを作ってみよう」と考えてしまったのです。
その結果、間に柱まで入れた高い高いケーキを作る事に成功したのですが、周囲の人は面白がっていたのですが、いわゆる変わり種ケーキ程度の扱いだったと言います。
- その考案者リッチが死んでから50年ほど経った1840年、ヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式が執り行われた時、その祝いの席で高い高いケーキが採用されたのです。
そのヴィクトリア女王の時代は歴代のイギリス国王の中でももっとも長い64年の治世を誇り繁栄を誇り、その時代に背の高いウェディングケーキが定番になったのです。
- 古代ローマ以前の結婚式では、ライスシャワーのように花嫁の頭をめがけて小麦</a>をパラパラと投げかけていたと言われています。
その時代、大切な主食である小麦は《生命力》《再生力》を象徴していたわけで、花嫁の多産を願っていたと言われています。
この小麦が、その後の小麦で作ったケーキに繋がっていったのです。
- ウェディングケーキが日本で初めて作られたのは1877(明治10)年頃の話ですが、戦争などもあり、あまり定着もしませんでした。
この時はデザートとして新郎新婦によるケーキカットの後で切り分けられ食べる物でした。
結婚式が華美になり始めた1965(昭和40)年以降は、見栄えのよいイミテーションケーキを飾るのが主流になってます。当然、カッティングをするケーキと帰りにおみやげにくれるケーキは別物になりました。
もっとも、最近はそんな馬鹿げた形だけの物でなく昔のスタイルの正統派のケーキを切り分けるスタイルも増えてきたと言います。
ウェディングケーキ †
- 大披露宴と高さ何mもあるウェディングケーキは、石原裕次郎・北原三枝が起源。
- 豆2242記載
確実に長く・・・ †
- 最近の結婚式はバブル時のような意味不明の豪華さはなくなりましたが、それでも冷静に考えたらかなりデコレーションされた物だったりします。
その中でもう形式だけになっていて中身がない物と言えば、結婚式場で用意した張りぼてのタワー型ケーキにナイフを入れると言う儀式。これこそ空虚な見栄だけの結婚式の象徴のような気がします。
そんな事に気が付いた人が増えてきたのか、最近は本来の手作り(風)のケーキにナイフを入れると言うカップルも多いらしいです。
- しかし本来のウエディングケーキと言うことになると、その手のケーキもちょっと違ってきてしまいます。
ウェディングケーキの元祖にまで遡っていくと、ギリシアのロードス島で作られていたと言うジンジャー・ブレッドなどのスパイシーケーキにまでたどり着いてしまうのです。
このケーキは一般的なケーキとは違って、ふわふわとしたスポンジケーキや生クリームなどを使用せずに、とにかく木の実やフルーツをたっぷり入れて硬めに焼き上げるというフルーツケーキだったのです。
- このケーキの素晴らしい処は、保存が利くと言うことで、なんせ作られてから3か月経ったあたりが最大の食べ頃で、保存法によっては1年経っても味が落ちずに美味しく食べる事が出来ると言うものです。
もしかしたら、これこそこの先をゆっくりじっくり共に暮らしていく二人にとって相応しいケーキなのかも知れません。
これが結婚式のケーキとして常用されていたと言う記録がもっとも古い物なのです。
記載記録 †
- 2000.09.05:知泉