ほくそ笑む のバックアップ(No.1)


【ほくそ笑む】

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「ほくそ」って何?

  • 満足いった結果などに大笑いするワケではなく、一人で噛みしめるようににんまりと笑うことを「ほくそ笑む」と言う。
  • ここでいう「ほくそ」というのは漢字で書くと「北叟」で、意味は「北の老人」

  • この北の老人は、ことわざで有名な「人間万事塞翁が馬」に登場する「塞翁(さいおう)」のことです。
  • 人間の幸も不幸も予測できないという意味の言葉。
  • 中国の北境の塞(とりで)近くに住んでいた老人(塞翁)が飼っていた馬に逃げられてしまったが、その馬がしばらく後に別の良い馬を連れて帰ってきた。
    さらにその二頭の間に子馬が誕生したが、老人の子供がその馬から落ちて足を折ってしまう。そのため子供は徴兵されずに戦死を免れたという話。
    悪い事が起こったと思っても、それが後の幸せに繋がっている事があるという教え。

  • この話は中国の古書「淮南子(えなんじ)」に書かれている物だが、そこから「人間万事塞翁が馬」という話が生まれている。
  • その物語の主人公になっている塞翁の別名・北の老人「北叟(ほくそう)」は世の無常を達観しており、喜びも憂いも常に控えめに、少し笑ったと言われており、そこからひそかに笑う事を「北叟(ほくそう)笑む」といい、それが「ほくそ笑む」という言い方になった。

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