のろま のバックアップの現在との差分(No.1)


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[[の]]:のろま
 #counter(today)
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 *のろまの語源 [#v11bbd3c]
 -寛文年間に、薩摩浄雲と言う浄瑠璃の名人の弟子・和泉太夫と言う人が、江戸で人形浄瑠璃(現在の文楽)を興行した頃に出来た言葉。~
 その時に、野呂松勘兵衛と言う人物が、[[頭]]が平らで青黒く卑しい服装をした人形を用いて道化役を演じて、その人形のことを演じ手の名前を取って「野呂間人形」と呼んでいた。~
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 -それに対して鎌倉左兵衛が演じた賢人の人形を「かしこ人形」と呼んでいた。~
 この賢愚両面の表情が評判になり、道化役、あるいは間の抜けた人のことを「野呂間/のろま」と呼ぶようになった。~
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 *のろま [#v6df8002]
 -のろまとは、動作がにぶいこと。また、そのような人。
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 -寛文年間に、浄瑠璃名人・薩摩浄雲(さつまじょううん)の高弟の和泉太夫(いずみだゆう)が[[江戸]]へ出て人形浄瑠璃(間狂言:あいきょうげん)を興行した。~
 その際に、木偶廻し(でくまわし:人形使い)で道化役を担当していた人物が「野呂松勘兵衛(のろまつかんべえ)」といいました。この野呂松が操った人形は、[[頭]]が平たく色も青黒く、服装はボロボロで、常に愚鈍で滑稽なしぐさをする事で人気になったのです。~
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 -これに対し、鎌倉左兵衛が担当した人形はキリッとした容姿で、賢い人物を演じ「かしこ人形」と呼ばれていました。~
 この賢愚両面の対比が印象的だった事もあり、「かしこ人形」に対し間抜けな人形を担当者の名をとって「野呂松人形」と呼ばれるようになったのです。~
 そこから、マヌケで愚鈍な人物の事を「のろま」と呼ぶようになりました。
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 -この有名な語源意外にも別の説もあります。
 -のろまの「のろ」は速度や動きが遅いことを意味する形容詞「鈍し(のろし)」から、「ま」は状態を表す接尾語「間(ま)」、つまり「間が鈍い」という意味の「のろま」とする説がある。
 -古くから使われている言葉に「のろのろする」という表現があるため、この説も完全に否定されているワケではない。
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