さくら のバックアップ(No.1)
さ【さくら】
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- 植物→桜
なぜ「さくら」? †
- 映画「フーテンの寅さん」などで有名な露天商では、いくら賑やかな言葉で誘っても、最初の客が立ち止まってくれるまでが大変だそうです。
- しかし、いったん客が足を止め始めると、あまり興味の無かった人も「何だ、何だ」と集まりはじめ、一気に人だかりになるそうです。
- そこで登場するのが、最初の客として露天商の仲間。
さらに人が集まった所で、客をよそおって商品を購入し「こりゃ安い」とか「いい買い物をした」などと、ことさら大袈裟な言葉で他の客の購買意欲を盛り上げる役目をします。
この仕掛け人を「さくら」と呼びます。
- その語源にはいくつもの説があります。
- ●花の桜からきたもので、桜が咲くと、花見客が大勢集まることから、人集めの役をさくらと呼ぶようになった。
- ●昔、大阪瑞竜寺の鉄眼禅師が、一切経の経木を造るための桜の材木が不足してるのを何とかならないかと考え込んだ。そこで本来は生木の桜は切ってはいけないのだが、「これは枯れ木である」と称して木材として使うように援助した。そこから「援助する=桜を伐る」として使われるようにあった。
- ●売場で賑やかにパッと咲き、客があつまってくるとサッと散っていなくなることからという説も。
- ●「策略」「作労」という言葉に引っかけたという説。