日本書紀 のバックアップ(No.2)


:日本書紀(にほんしょき)

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捏造の日本史

  • 720(養老3)に書かれた「日本書紀」はもっとも古い日本正史だと言われていますが、ここに書かれている事をまっすぐに信じる事は出来ません。
    というのも、720年以降に何度も書き直されているらしく、その後に考え出された権力者にとって都合のいい文章が多々見受けられるのです。
  • 日本における歴史書としては8年前に「古事記」が作られているのですが、内容を見比べるとかなり違いがあります。
    「古事記」は漢文を分かりやすく日本語の読みが入っており、比較的簡単な書き方をしており、9冊にまとまっています。
    それに比べ「日本書紀」はすべて漢文で書かれており、全部で30冊に渡り書かれています。その内容は神代から7世紀までに起こった事を年代や年紀を表示しかなり綿密に書かれています。
    そうなると「日本書紀」のほうが詳しく正しい事が書かれているような気がします。
    しかし実際の事を言うと「日本書紀」は権力者が都合のよいように書いたミエばかりの内容なのです。
    681年に天武天皇が川島皇子たち12名に日本の歴史書を作るように命令したのが始まりで、その後40年を掛けて舎人親王(とねりしんのう)を中心にして編集された物が「日本書記」なのですが、当時すでに日本語は完成されているのに何故か中国人が読めるように漢文で書かれています。
    つまり、この本は中国に対して「日本っつーのは中国並みにちゃんと歴史があって凄い国なんだぜ」と対外的な目的があって作られた物なのです。
    さらに、権力者の都合のよいように、720年の後もジワジワと書き換えられている事が判明しており、ここに書かれていることを鵜呑みにしちゃダメだよというのは、歴史者にとって常識になっているそうです。

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