ビール のバックアップ(No.2)


【ビール】

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  1. ビアホール

ビールの豆知泉

  • 生麦事件が起きた横浜市鶴見区生麦には、現在、ビール工場が稼動している。麦つながり。


  • 森鴎外ミュンヘン留学中、自分を被験者として『麦酒ノ利尿作用』なる論文を書いた。その為に膀胱炎になった。
    (『麦酒ノ利尿作用』 陸軍一等軍医医学士 森 林太郎 明治21年3月17日発行『東京醫事新誌』第520号発表論文)
    ご丁寧にも『実験のやり過ぎで、終いには膀胱炎になった』という記述付き。

  • 紀元前3000年、メソポタミアのシュメール人は収穫した穀物の4割をビールにしていた。

  • ビールの本場ドイツでは法律で、14歳からビールを飲んでも良いとされている。

  • ベルリン産の「ヴァイスビール」は甘いシロップを混ぜて、ストローで飲む。
    乳酸発酵なのでそのままでは飲みにくい為。

ビールの歴史

  • ビールの歴史はメソポタミアの時代、4000年前にまでさかのぼります。
    原料の小麦大麦を乾燥し粉砕して水を加えパンのように焼く。
    それをさらに細かくし水を加える。それに薬草などを入れ固形物が沈殿するまで待つ。
    その液体だけを器に取り、空気中の野生酵母を利用し自然発酵させた物をビールと名付けた訳です。
    ビールに一番最初に接した日本人は杉田玄白たちのオランダ医学を学んでいた人たちだと言われている。
    日本人で始めてちゃんとしたビールを飲んだと言われている医学者の杉田玄白のビールの感想は一言「まずい」だった。
    日本で一番最初にビールを製造したのは、江戸時代末期の川本幸民と言われています。
    正式に輸入されてきたのは、明治元年のイギリスのビールで、明治5年には日本での工場生産が始まりました。
    明治九年には北海道開拓使が、サッポロにビール工場を建てました。
    その後ビールブームが起こり、当時はまだ自由に酒を造ることが出来たために日本各地に地ビールが誕生し、一時期は200社ぐらいのビール製造会社が乱立した。
    国産ビールでは、1987年にアサヒビールが発売したドライビールをきっかけに「ドライ戦争」とよばれるほど競争が激化し、それ以降、毎年各社から原料・製法を競った新製品が開発され、ビール全体の消費量を伸ばしています。
    1994年4月から製造解禁になった地ビール(清酒の地酒に相当するもので、小口醸造の規制を緩和し、従来の年間製造下限2000klから60klに引き下げた)も個性的な味が受けて各地で人気を集めています。
    日本地ビール協会では、ビールの味や品質を正しく評価できる専門家、ビアテイスターの養成と資格認定試験を行っていたりします。
    また、麦芽の量を控えた、ビールより割安な発泡酒(酒税法上、ビールは麦芽の比率が水を除く原料の67%以上で、麦芽の比率が67%未満だと雑酒の中の発泡酒に分類され、3段階に分けて課税される)も人気を呼んでいます。
    なお、発泡酒の酒税引き上げに対抗して、麦芽比率を25%未満に抑えて節税したものが多いです。
    1996年の日本の消費量は724.7万キロリットルで、アメリカ中国ドイツブラジルに続いて世界第5位の消費国です(キリンビール調べ)。

ビールの種類

  • ビールは大別すると3つに分けられます。基本的には色で分類したもの ですが色の違いは、風味の違いにもあてはまるようです。
  1. 淡色ビール:ビールの主流です。ほんのりとしたきつね色でキリっと辛口が多いです。
  2. 中間色ビール:ビールの色づきが濃くなったもので味にも「こく」が出てきます。
  3. 濃色ビール:黒ビールがこのタイプです。

ビールの吸収

  • ビールは大量に飲めてもは同じ量飲めないのは吸収のされ方がまったく違うから。
    ビールは胃袋に入った段階で吸収が始まり、大腸・小腸でもかなり急速に吸収されてしまう。
    さらに、二酸化炭素や等分を含んでいる為に吸収分解作用があり、それと利尿作用が関係して多く摂取できる様になっている。
    水は胃袋ではほとんど吸収されず、腸に送られて始めて吸収が始まる。
    しかも胃袋から少しづつしか腸へと送られないので、大量に飲めない様になっている。

  • しかし、日本人には「とりあえずビールを1杯」と言う形で乾杯をビールでして、その後別のアルコールに移行するする人も少なくない。
    実はこれは日本ならではの飲み方で、ビールの本場ドイツなどではビールに始まりビールに終わると言う人が多い。その理由は日本のビールには麦芽の他に米やコーンスターチが混じっている事が多いからだと云う。
    この米やコーンスターチを入れる理由は、口当たりがよくなり早くノドの乾きをいやすことが出来るからです。
    その一方で麦芽の含有量が少ないとカリウムの濃度が低くなり、飲んだビールが体内に長くとどまる原因になります。そして、大量に飲めなくなってしまうために、他のアルコールに移行せざるを得なくなると云うのです。
    本場ドイツのビールは麦芽100%で飲みごたえもあり、なお素早く体内を通過し尿となるおかげだったりするのだ。

ビールの適温

  • 暑い日に冷やしたビールは美味しいが、その温度も闇雲に冷やせば良いという物ではない。
    ビールには発酵させる時に出来た炭酸ガスがアルコールと共に閉じこめられている。
    炭酸ガスは温度が低ければ低いほどビールに溶け込んでしまうので、泡が出ない。
    その泡の出ないビールをそのまま飲むと、胃の中で炭酸ガスが発生する事になるのでゲップばかり出ることになる。
    ビールは、泡がほどよく立つことによってアルコールの刺激が和らげられ口当たりを滑らかにし、苦味やアルコールの刺激を和らげて、独特の香りが広がるようになっている。
    この炭酸ガスがビールに溶け込む量は温度によって変わり、温度が高くなるほど溶け込む量は少なく、冷たければ溶け込む量が増えていく。
    日本のビールは摂氏10度ぐらいで泡が出るように調節されているので、飲む3時間前ぐらいに冷蔵庫に入れた物が丁度いいらしい。

ビールの注ぎ足しはなぜまずい?

  • ビールはとても酸化しやすい飲み物で、酸化したビールは一種の金属臭が出て風味が落ちてしまいます。
    つまり、コップに半分残っているところへビールを注ぎ足すと、残っているビールをかき混ぜ、空気も混ぜ入れてコップのビール全体の酸化を速めてしまうのです。
    このビールの酸化を防いでいるのが白い泡で、ビール通によれば、泡を最後まで残して飲むのが、ビールの上手な味わい方のようです。

ビールは太りやすい?

  • ビールはアルコールの中でも太りやすい要素を持っていると云われている。
    基本的にアルコールはブドウ糖と同じようにエネルギー源になります。
    その上、ビールには糖分が3%も含まれて脂肪が付きやすいのです。
    さらにホップには女性ホルモンの作用があるので太りやすい体質になるのです。
    もっともビール単体で飲む人は少なく、ビールに含まれるホップが食欲を増進させ、 おつまみなど、カロリーの高いものを一緒に摂取すると言うのが一番の原因だと思われる。

ビールだけで生きていた人

  • 昭和9年に青森で詐偽の疑いで捕まった男は留置場の中で「俺は米を食うことが出来ない、ビールをよこせ」と要求。
    署員達は何て図々しい男だと思っていたのだが、あまりにもその「ビールしか飲めない」と言う男の話に耳を傾けてみて驚いた。
    男は7年前に胃腸カタルになり、医者にも見放されたのだが、どうせダメならと食事も取らずにビールを飲み続けてしばらくしたら不思議な事に胃腸カタルが全快していたと言うのだ。
    それ以来、1日6本のビールを飲み続けて生きてきた。
    もう米を始めとした固形物を胃袋が受け付けなくなってしまった。と言うのだ。

ことわざ【人生はビールと九柱戯ばかりではない】~

  • イギリスのことわざ「Life is not all beer and skittles.」
    このことわざの中に出てくる「九柱戯/skittles」とはボーリングの原型の古い遊びで、9本のピンを倒す物で、今でもイギリスではこの遊びが生き残っているという。
    イギリスには「beer and skittles」と言う成句(熟語みたいなもの)が元々あり、これは「飲んだり遊んだりする呑気な生活」と言う意味を指す。
    つまり、このことわざは「人生ってヤツは面白おかしい事ばかりじゃない」と言う事を諭しているのです。

ことわざ【アダムのビールが最上の酒だ】~

  • イギリスのことわざ「Adam's ale is the best brew.」
    アダムが住んでいたエデンの園には、当然の事ながらビールなどアルコール類はなかったので、ここで言うビールとは水の事を指しており、「水こそが最上の飲み物」と言って飲酒をいましめる言葉なのです。
    昔、日本でも金がなくてビールが飲めない時は、水道水の事を「鉄管ビール」などとジョークで言っていました。
    このことわざの中でビールの事を「エール/ale」と言っていますが、イギリスでは16世紀以前まではビールにホップの苦味をつけずに飲んでいました。
    そのホップ抜きのビールの事を「ale」と呼んでいたのです。
    現代でも「ale」と言う言葉は残っていますが、その場合「ジンジャーエール」などのように、ノンアルコール飲料を指す言葉として使用されています。

ビール関連項目

  • アルコール関連?
  • ギネスブック?

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