目くそ鼻くそ

め【めくそはなくそ：目くそ鼻くそ】ことわざ

解説 †

• 「目くそ鼻くそを笑う」と言うことわざがあるが、同じ様な物が自分のことを棚に上げて笑うと言う事を言う。
  
  

知識 †

• 目の表面は常にゴミなどで傷つかないように粘膜から分泌される粘液と涙腺から出る涙で覆われている。
  そして、まばたきをする度に自動車のワイパーの様に古い粘液や涙をゴミと共に目頭にある涙嚢（るいのう）へ流し込む。
  あとにはすぐ新しい粘液や涙が補充される。
  
• 涙嚢は鼻涙管（びるいかん）で鼻へと繋がっていて、古い涙などはそこを通って鼻に入り、鼻の中の粘液と混ざり最終的には鼻くそになる。
  
• 泣いたりすると一緒に鼻水が出てくるのも同じ原理で、粘液と混ぜる作業が処理しきれない状態なので、そのまま水分として鼻から出てくるのだ。
  

• いわるゆ「目ヤニ」と呼ばれる、朝起きたときなどにたまっている物の正体は寝ている間はまばたきをしないので、古い涙が涙嚢に流し込まれずにたまってしまった物で、そこで水分が蒸発し、粘液成分とゴミが残された物のことを言う。
  
  

更新履歴 †

• 2000.00.00