畜生

ち【ちくしょう：畜生】

意味 †

• 人をののしる際に使用したり、腹が立ってぶつけようがない怒りを表現する時にも使用する言葉で、さらに強調した形で「こんちきしょう」と言う言い方もある。
  あるいは動物などを意味する言葉として使われるが、その様な場合本来は動物だけでなく、魚や虫も畜生と呼ばれる。
  

語源 †

• 元々、仏教用語で、現世で悪行に走った人間は来世で悪道に落ちて生まれ変わると言われている。その悪道の一つが畜生道（ちくしょうどう）
  

• そこでは衝動のまま行動する愚かな状態で一生を送り来世では人間以外のものに生まれ変わると言われている。
  それから人間以外の生物のことを畜生と言うようになったのだが、ののしりの言葉の場合「畜生道に落ちやがれ！」とかなり激しい呪いの言葉として使われる様になったと言う。
  

• 1998.00.00