体温

た【たいおん：体温】

人の体温の限界温度は42度 †

• 人間が熱を出して寝込んだ時、42度まで体温が上昇すると死んでしまうと言われています。
  
• それは42度と言う高温になると、人体を構成しているタンパク質がゆで卵のように固まってしまう温度だからです。
  

• 人間の体は多くのタンパク質で構成されています。
  
• たとえば、骨の成分はカルシウムだけではなく、《カルシウム＋リン45％・水分25％・タンパク質30％》が成分なのです。つまり3分の1近くがタンパク質なのです。
  
• 血液の成分の50〜60％をしめる《血漿：けっしょう》の中にもタンパク質が多く含まれています。
  

• また、高熱が出た時のおしっこの色はいつもより茶色くなりますが、これは熱が高くなりすぎるとタンパク質が分解されて色素の量が多くなってしまうためで、ある意味、危険信号とも言えます。
  そんなわけで健康な人体を構成しているタンパク質がゆであがってしまって、もとに戻らない温度が42度と言うことなのです。

関連項目 †

• 体温計

更新履歴 †

• 2000.05.05