食パン

し：食パン（しょくぱん）

食パンの豆知泉 †

• 「食パンの名は消しゴム代わりにパンを使ったのでそれと区別するため」という雑学はガセ。 いわゆる絵画のクロッキーなどの時に消しゴムではなく練った小麦粉などを使っていたことから発生した雑学だが、実際の事を言えば普通に市販されているパンには大量の油脂成分が含まれているので、あれを使っても消すどころか汚れてしまう。 「食パン」の名前の発生は、日本ではパンが一般的になったのはあんパンからなので、その菓子パンとは違って「食事用のパン」ですよ、として売り出したため。

何故トーストする？ †

• 不思議なことに、パンと言うのは基本的に焼かれて出来上がった物で、その状態で食べる事が出来るのですが、食パンの場合はさらにもう一度食べる直前に焼き直すという工程を踏みます。なぜこんな二度手間をするのでしょうか？
  

• パンというのは焼きたての状態では、柔らかくふかふかして美味しいのですが、これは生だったデンプン質が熱によってノリ状になっているからです。
  しかし、冷めてしまうとノリ状のデンプン質は老化して固くなって、元の状態に戻ってしまうのです。
  そこでもう一度焼く（トースト）することで、再度デンプン質をノリ状にしてやると美味しくなると言う理由なのです。
  

記載記録 †

• 2000.05.16：知泉
• 2006.03.01.知泉