小泉八雲

人名こ：小泉八雲（こいずみやくも）
人名ら：ラフカディオ・ハーン

1850年：0歳 †

• 6月27日：ギリシア駐在のイギリス軍医とギリシア女性の次男としてギリシア・レウカディアで誕生した
  本名：ラフカディオ・ハーン
  

1851年：1歳 †

• 生後1年半で父親の仕事の関係でイギリスダブリンに帰国
  

1856年：6歳 †

• 両親が離婚
  以後長く母親への思慕と父親への反感を抱き続けた
  

1863年：13歳 †

• ダラムのローマ旧教の学校に入学したが、遊戯中に左目を損傷し失明し、退学をする事になる。
  その後イギリスとフランスで教育を受ける。
  

1869年：19歳 †

• アメリカに渡る。窮乏の中で文筆修行を続ける
  

1874年：24歳 †

• 新聞「シンシナティ・インクワイアラー」紙の記者になる。以後、数年に渡って新聞記者としてさまざまな新聞に記事を書く。
  

1881年：31歳 †

• 新聞「タイムス・デモクラット」紙の文学部長になり、ヨーロッパの作家の作品を翻訳・紹介し注目された。
  また、東洋や日本への関心を抱き始めたのもこのころ。
  

1890年（明治23年）40歳 †

• 4月：月刊誌「ハーパース・マンスリー」の通信員として来日。
  
• 8月：島根県の県立松江中学の英語教師になった。古い日本の面影を残した松江に住んだ事がハーンの日本観に大きな影響を与えた。
  
• 12月：小泉セツと結婚。
  

1891年：41歳 †

• 熊本県の第五高等中学に転任。このころから創作に励み始める。
  

1894年：44歳 †

• 「知られざる日本の面影」をアメリカで出版。
  

1895年：45歳

• 「東方より」をアメリカで出版。誤解されがちだった日本を深い理解の元紹介することになった。
  

1896年：46歳 †

• 小泉家を相続して日本へ帰化した。そして日本名「小泉八雲」を名乗るようになる。
  

• 東京帝国大学の英文学講師をつとめる。（〜1903年）このときの聴講生には上田敏・斎藤野の人などがおり、多大な影響を文学界に与える。
  
• 上田敏は英語論文「William Collins論」を書き、小泉八雲に「英語を以て自己を表現できる一万人中唯一人の日本人学生」と賞賛をされている。
  

1903年：53歳 †

• 小泉八雲が東大講師を辞職すると言う話が学生の間に流れた時は反対運動などが起こるほどの大騒ぎになった。
  

• ちなみに小泉八雲が東大の英文学講師を辞任した後、引き継いで教壇に立ったのは、教え子の上田敏と、かの文豪・夏目漱石。
  

1904年：54歳 †

• 東京専門学校（現在の早稲田大学）の英文学講師になる。

• 9月26日：東京西大久保の自宅で狭心症の為に急逝。享年54歳
  名作「耳無し芳一」を含む短編集『怪談』が小泉八雲の遺作となった。（アメリカで出版） 墓は、東京・豊島区雑司ヶ谷墓地。法名「正覚院浄華八雲居士」