社会の窓

し【しゃかいのまど：社会の窓】

解説 †

• ズボンのファスナーの事を何故か「社会の窓」などと呼ぶ。
  何故こんな処がそんな風に呼ばれているのか、まさかアレの事を社交性のある物だと称しているのでしょうか？
  

• 実はこの「社会の窓」とは、戦後すぐの頃始まったNHKラジオの番組タイトルだったのです。
  正式なタイトルは「インフォメーションアワー・社会の窓」といい、昭和23年〜29年・34〜35年の水曜日に放送されていた、実に真面目なドキュメンタリー番組でした。
  

• この「社会の窓」は納税・刑事告訴・石炭・節電など、ありとあらゆるテーマを掘り下げて鋭くレポートする社会派番組で、番組タイトルの『社会の窓』と言う言葉も流行語になるほどヒットしたのです。
  

• そこで、本当は隠されている部分だがその中を覗くとその人間の大事な物が見えると言う発想で、いつの間にかズボンのファスナーの事をそう呼ぶようになり、今に至っているのです。

更新履歴 †

• 2000.01.28.知泉No.122