乾杯

か?：乾杯(かんぱい)

乾杯の歴史 †

酒を飲む時などにお互いのグラスをぶつけあい「乾杯！」と言いあう。
この風習は古く古代ギリシアに始まっていたが、当時は酒の中に悪魔が住んでいると考えられており、飲む直前にそれを追い払う目的でグラスをお互いぶつけ、音をたてるという作法が誕生したとも言われている。

• 中世ヨーロッパでは、貴族間での派閥争いや権力闘争から毒殺が横行しており、仲間でも安心できないということから、貴族や騎士たちは互いの盃を激しくぶつけあって、それぞれのグラスの中の酒を混じりあわせ、毒が入っていないことを互いに証明して飲んだと言われている。
  この時代の盃はガラス製ではなく、銀製・銅製のものがほとんどだったために、酒が飛び散るほどぶつけあっても大丈夫だったのです。
  

• ちなみに中世ヨーロッパで庶民は木製か素焼きの盃を使っていました。