ルビ

る【ルビ】（出版用語）

ルビって何？ †

• 活字などにつけられている読み仮名の事を「ルビ」といいます。
  活字の大きさは一般的には「ポイント(pt)」という単位で呼ばれるのですが、１ptは約0.35mm。

• 一般的に書籍などで使われる活字でもっとも小さいモノは、読み仮名に使われる5.5ptですが、この読み仮名を現在は総称してルビと言いますが、本来は読み仮名を指す言葉ではなく、5.5ptの活字を指す言葉がルビだったのです。
  

• かつてヨーロッパなどでは、活字の大きさに宝石の名前を付けて、ダイヤモンドやパールなどと呼んでいました。
  
• その中で、小さな5.5pt前後の活字の事を「ルビー」と呼んでいたのです。それが日本語になったときに、「ルビ」となり、いつしか読み仮名全体を「ルビ」と呼ぶようになったのです。
  

• 活字の大きさに関係した名前に競走馬で有名だった「テンポイント」があります。
  これは馬主が「他の馬より新聞に大きな文字で掲載されるような馬になるように」と願いを込めた名前だったのです。
  その願いに応え、名馬として新聞を飾る事が多くなったのですが、その最期はレース中に骨折をして競走馬生命を終える事となり、悲劇の名馬として競馬ファンの記憶に刻まれることとなりました。