ミイラ

み【みいら：木乃伊】

ミイラの豆知泉 †

• 『ミイラ』という言葉の意味は「防腐剤香料」。漢字で書くと『木乃伊』。

• 18世紀までヨーロッパで?はミイラを粉末にした物が病気に効くと信じられていた。そのために数多くのミイラが粉末にされてしまった。

• ミイラという言葉はポルトガル語。これはもともとアラビア語の「ムミヤ」から来ている。「ムミヤ」とはアスファルトのことで、樹脂のために真っ黒になるミイラが多かったためにそう呼ばれたという。

• 上野の国立科学博物館に展示されているメキシコで発見された女性のミイラには股間に前ばりがしてある。

• ミイラとは、ポルトガル語のmirra（没薬）からきている

• 日本のミイラである即身仏は高僧が自らの意思でなるのが普通だが、後世に需要と供給のバランスが崩れて大量に生産する必要があったため、嫌がる人間を無理やり地下に押し込めて作られた例がある。
  即身仏になった後に手足をねじ曲げて座禅を組ませるのだが、今際の際の形相は如何ともしがたく、これのどこが仏様かと思うほど凶悪なツラをしている。

• ミイラは17世紀以降、万病に効く「特効薬」として日本に輸入されていた。ヨーロッパでも、大昔からミイラを飲み薬として服用していた。

• 時々、怪奇番組で「古いお寺に人魚?のミイラが残されている」などと特集が組まれていたが、あれらは大体が長崎産。江戸時代に、長崎出島で南蛮人が帰国する際のお土産として猿と魚を組み合わせて作った人魚のミイラが生産されていた。

1999.00.00