バンジージャンプ

は【バンジージャンプ】

歴史 †

• バンジージャンプは、もともと南太平洋にあるバヌアツ共和国?のペンテコスト島の伝統行事にヒントを得て、イベント商業化されたものです。
  同島で数百年前に女性が夫の虐待を逃れるため、足首に木のツルを巻いて、ココナッツの木?の上から飛び降りたと言うのが始まりとされています。
  

• 地面すれすれで跳ね上がりますが、大変な度胸が必要です。その後、収穫の行事として男がやるようになり、現在では観光の目玉になっています。
  
• この奇妙な南国の行事は、最初に1954年にアメリカ地理学協会の機関誌「ナショナル・ジオグラフィック」に紹介されました。
  
• この行事とは別に1979年に英オックスフォード大学の「危険スポーツクラブ」のメンバーがタキシードにシルクハット姿で英ブリストルの橋の上から、現在のバンジーのように足にロープをつけた状態で飛び降り、驚きの声と拍手喝采を受けました。
  さらにアメリカへ上陸して、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ?でも挑戦しました。
  
• 現在のような商業化に道を開いたのはニュージーランドのA・J・ハケット氏で、1987年にパリのエッフェル塔を舞台にしました。
  その後、専用のタワーを建ててスポーツとして確立、1995年からは世界競技大会も開かれています。
  

語源 †

• 『バンジー』と言う名称の由来ですが「体を縛る伸縮性のあるひも」のことと一般的には言われていますが、ゴムの専門団体である日本ゴム協会では「この名称はバンジージャンプが流行ってから初めて聞いた」といい、実ははっきりしないのが実態です。
  つづりも英国や米国では「bungee」、ニュージーランドでは「bungy」と異なります。
  両者では使うひもも違い、米国では米軍の仕様に基づく伸縮率の決まったゴムが中に入ったひもを使うのに対し、ニュージーランドで始まったバンジーでは、すべてゴム製でバウンドも大きいそうです。
  

更新履歴 †

• 1998.04.21