カーネーション

か?【カーネーション】植物

語源 †

• 「ウエブスター事典」はアメリカ、「オックスフォード事典」はイギリスを代表する名事典です。
  しかしカーネーションの語源説が両者でくいちがっています。
  

• 「ウエブスター事典」は、絵画におけるフランス語の肉の色と解説している。
  カーネーションの花の色が肉の色に似ているため、caro(ラテン語で肉の意味)から派生したと説明されている。
  

• 一方「オックスフォード事典」の説は、つぎのようなものです。
  16世紀のエリザベス1世の時代、この花で花冠をつくり、宴会などで酒酔いをしないように使われた。この花をスペンサーという詩人が「コロネーション」とよんでいたことから、いつのまにかカーネーションに変化していった。
  

• もともとカーネーションという単語は、フランス語で「肉の色」を意味する言葉として15世紀ごろに誕生した。
  現在でもフランス語ではその意味を引き継いで、花の名前では使われていない。
  英語でも16世紀のころは「肉の色」の意味だったが、いまではその意味は失われ花の名前として用いられている。
  

カーネーションの豆知泉 †

• 母の日のカーネーションの花言葉は『母のために・感謝』。しかしそれ以外の日の花言葉は『軽蔑』。

更新履歴 †

• 2000.05.03