ウーロン茶

う?【ウーロン茶：烏龍茶】

• 茶(01)
• 茶(02)：茶碗
• 茶(03)：あがり
• 茶(04)?：急須
• 茶(05)：千利休
• 茶(06)：ウーロン茶
• 茶(07)：紅茶

烏龍茶の豆知泉 †

• 台湾のウーロン茶には砂糖が入っている場合もあるので、要注意。（昔、日本でも麦茶に砂糖を入れて飲んでいたようなモノかもしれません）
  

ダイエットブーム †

• 現在は緑茶と変わらずに多くの人がウーロン茶を飲んでいます。
  もちろん、ペットボトルや缶入り飲料として自販機やコンビニでも売られているからと言う理由があります。
  実はこのウーロン茶が日本で一般的に飲まれるようになったのは80年代中盤からと、以外に歴史は浅いのです。
  
• それまでも飲まれてはいましたが、多くは中国茶として中華料理を食べる事ができる店で飲む特殊なお茶扱いでした。
  
• それが80年代中期のダイエットブームの中「体内の脂肪分を洗い流してくれる」と言うふれこみで紹介されてから、多くのウーロン茶が一般の店で売られるようになり、さらに缶飲料やペットボトルの普及により日常飲料として定着していったのです。
  

• ウーロン茶が「ダイエット茶」としてブームになったキッカケは、当時大人気だったピンクレディ?が「ザ・ベストテン?」で「これをいつも飲んでいるおかげで痩せました」と話したため。

• もっとも、最初のダイエット効果ですが、これは「中華料理などの油っぽい料理を食べた時に口の中の油分や胃の中の油分を洗い流しサッパリさせる事が出来る」と言う効能しかなく、すでに蓄積されてしまった体脂肪を洗い流す効果はまったくありません。
  つまり、すでに太っている人が痩せる為に飲むというのは効果がないのです。
  

• 中華街などで小さな茶器を暖かくして飲むスタイルが有名だが、実はあの飲み方は台湾式。それが中国本土へ逆輸入され、福建省あたりで定着したもの。

• あのスタイルを「クンフー茶」と言うが、これは格闘技と同じで漢字で書くと「工夫：クンフー」となり、台湾などの工事人などが好んで飲んでいたスタイルが基になっています。
  さらに台湾式ウーロン茶の中に「凍頂烏龍(とうちょううーろん)茶」という物があるが、これは台湾の高山地帯で取れた茶葉を使っているという意味。
  

なぜ福建省？ †

• ウーロン茶と言うとＣＭ?などでも紹介されていたりしたので有名だと思いますが、中国・福建省(ふっけんしょう)で取れる茶葉が最高級品とされています。
  この福建省とは上海の南方にあり、台湾と対面している海沿いの場所にあります。
  この福建省がウーロン茶の最大産地となったのには、その温暖な気候に理由があります。
  

• もともとウーロン茶の葉は一般的な緑茶や紅茶などと変わらない茶葉が使われていますので、お茶が取れる場所ならどこでもＯＫなのですが、やはり福建省の物には敵いません。
  その製造工程で茶葉を半分だけ発酵されたものがウーロン茶になるのですが、それに適しているのが福建省産で、日本の茶葉は発酵させるタイプには適していないために、緑茶で飲むのが最適なのです。
  逆にもっと南で取れる茶葉は完全発酵させる紅茶には適していますが、ウーロン茶や緑茶には適していません。
  

• 最近は、台湾産のウーロン茶も多く見かけるようになりましたが、これらの茶葉はもともと福建省で栽培されていた苗を台湾に持ち込んで育成させた物です。
  そして福建省ととぼ同じ緯度にある台湾でも上質なウーロン茶が取れるようになったと言うことです。
  
• と言ってもやはり微妙な地理的な差が味にも出ているようで、福建省の物とは若干の違いがあるそうですが、逆に台湾産のほうが上品で香りもよいとファンも多くいるそうです。
  

更新履歴 †

• 2001.12.15