たんこぶ

た【たんこぶ】

実は傷ついている †

• 頭などを強く打った時にできる「たんこぶ」
  ぷくっと膨れた状態で、さほど大怪我と言うイメージはないが、その皮膚の下ではとんでもない事が起こっている。
  

• 実はこの状態、表面上には現われない部分で血管が切れて傷ついているのです。しかし、皮膚に傷がない為にその流れ出た血?が行き場をなくし、皮膚、骨、筋肉などの部分にたまり、プックリとしたこぶになるのです。
  このこぶは血の固まりなので、体の中にたまっても悪い影響を与えると言うわけではなく、自然と体内に吸収されてなくなってしまいます。
  

• もし早く平らに戻したいと考えている時は、痛みがなくなった頃に患部を暖めて血行をよくしてやれば、じきになくなってしまう。
  

病気のこぶ †

• こぶと言っても、昔話の『こぶとりじいさん』が持っているようなこぶは、上記の打撲などによるこぶとは全然別のものです。
  そのこぶは医学的には『繊維腫：せんいしゅ』と呼ばれる一種の病気で、その中味は脂肪のかたまりか、特殊な場合は筋肉のかたまりです。
  

水ぶくれ †

• こぶに似たもので、火傷などでできる『水ぶくれ』と言うのは、体液がたまってできるものです。
  熱によって皮膚と皮下脂肪が離れてしまい、血管から染み出てきたリンパ液を主成分とした体液が、その離れて出来上がったすき間に溜まったものです。
  

更新履歴 †

• 2000.10.20