うらやむ

う?うらやむ

心 †

• 他人の成功などを妬んだりする感情を言います。
  この言葉に出てくる《うら》と言う言葉は《心》の事を意味しています。
  裏側と言うことで、本来とは逆のことを思われがちですが、これは表に対して内面の事を指し《心＝本質》の事を指している言葉なのです。
  そして《やむ》と言うのは、漢字で書くと《病む》となります。
  つまり、他人を妬んだりする気持と言うのは「心が病んだ状態」と言うことになるのです。
  • 相手のすぐれた状態を見て、自分もそうなりたいと思いつつ、そうなれない自分のギャップに苦しみ、精神が病んでしまったと言うことになるのです。
    

• この《うらやむ》に似た言葉で、幽霊の定番《うらめしい》と言うものがあります。
  これは、うらやんでる気持をさらに発展させて、嫌悪感まで相手に感じているわけですか《うらやむ》の発展型と思われがちですが、これは若干違う《うらむ》からの発展型です。
  
• 心を意味する《うら》は多くの言葉に使われていて、《うらさびしい》などと言う形に出てきますが、ここではすでに心と言う意味ではなく「なんとなく」的な、曖昧なニュアンスを意味する言葉になっています。