RAB青森放送 の変更点


 >RAB青森放送~
 HP:http://rab.co.jp/~
 コールサイン~
 ラジオ 青森 JOGR~
 テレビ~
 デジタル放送 JOGR-DTV~
 アナログ放送 JOGR-TV~
 所在地:青森県青森市松森1丁目~
 開局日~
 ラジオ AM:1953年10月12 FM補完放送:2017年10月1日~
 テレビ アナログ:1959年10月1日 デジタル:2006年7月1日~
 周波数(詳細は下記参照)~
 ラジオ~
 (AM)~
 [青森] 1233kHz/D5kW~
 [八戸] 1485kHz/1kW~
 (FM補完中継局)~
 [青森] 91.7MHz/1kW~
 [八戸] 92.7MHz/100W~
 デジタルテレビ~
 [青森] 28ch 563.142857MHz/1kW~
 [八戸] 20ch 515.142857MHz/100W~
 アナログテレビ~
 [青森] 1ch 93MHz/映像 5kW・音声 1.25kW~
 [八戸] 11ch 213MHz/映像 1kW・音声 0.25kW~
 
 ----
 -沿革
 --1952年12月24日:株式会社ラジオ東奥発足。
 --1953年8月1日:予備免許交付。
 --1953年9月30日:会社名を株式会社ラジオ青森に変更。
 --1953年10月12日:全国27番目の民間AMラジオ局として開局した。開局当時の周波数は1120kc、出力は日中1kW、夜間500Wであった。
 --1954年12月10日:八戸ラジオ放送局(コールサイン:JOGO)開局。
 --1956年10月1日:青森ラジオ本局の夜間出力増力を実施し、送信出力が昼夜1kWとなる。
 --1956年12月10日:弘前ラジオ放送局(コールサイン:JOGE)開局。
 --1959年9月14日:テレビサービス放送開始。
 --1959年10月1日:テレビ放送を開始。
 --1960年9月:八戸テレビ中継局開局。
 --1960年12月:青森ラジオ本局の出力を3kWに増力。
 --1961年10月28日:株式会社ラジオ青森から青森放送株式会社に社名変更。
 --1962年10月:青森ラジオ本局の周波数を1230kcに変更、出力を現在の5kWに増力。
 --1964年9月:むつテレビ中継局開局。
 --1966年4月:NNNに加盟。
 --1969年10月:五所川原テレビ中継局開局(映像出力30W・音声出力7.5W)。
 --1969年12月:[[ATV青森テレビ]]の開局に伴い、TBS系列の番組の大部分が姿を消す。また、朝日・フジ系列の番組の番組の一部がATVに移行する。~
 --1970年8月7日:上北烏帽子テレビ中継局開局。
 --1971年:ラジオの24時間(終夜)放送を開始(日曜深夜から月曜早朝の時間帯を除く)。
 --1974年12月5日:深浦ラジオ中継局開局。(コールサインを有さない中継局としては最初の開局。)
 --1975年3月31日:ANNに加盟し、ATVで放送されていた一部のテレビ朝日系列の番組が移行。一部放送されていたTBS系の番組が青森テレビへ移行し、完全に姿を消す。
 --1978年11月23日:全国一斉ラジオ周波数変更が実施され、青森ラジオ本局が1230kHzから1233kHzに、八戸ラジオ放送局と深浦中継局が1480kHzから1485kHzに、弘前ラジオ放送局が1060kHzから1062kHzにそれぞれ変更。
 --1982年8月:五所川原テレビ中継局を中州川山に移転。同時に出力を映像2kW・音声500Wに増力。
 --1989年2月1日:十和田ラジオ中継局開局。
 --1990年4月1日:クリアビジョン放送開始。
 --1990年10月1日:音声多重放送(コールサイン:JOGR-TAM)開始。
 --1991年10月1日:[[ABA青森朝日放送]]の開局に伴い、テレビ朝日系列の番組が姿を消す。
 --1995年10月:弘前ラジオ放送局の出力を100Wから500Wに増力。それに伴い、周波数を1062kHzから1215kHzに変更。
 --2000年1月14日:野辺地ラジオ中継局開局。
 --2001年11月19日:テレビの終夜放送が開始される。それに伴い、CS放送のニュース専門チャンネルである「NNN24」(現・日テレNEWS24)の放送を開始。
 --2005年6月10日:地上デジタルテレビジョン放送の予備免許交付。
 --2005年10月3日:地上デジタルテレビジョン放送の試験電波発射開始。
 --2006年5月29日:テレビマスターをデジタル放送対応のものに更新(東芝製)。
 --2006年6月1日:地上デジタルテレビジョンの試験放送(アナログとのサイマル放送)を開始(青森本局)。
 --2006年6月14日:地上デジタルテレビジョン放送の本免許交付。
 --2006年6月26日:テレビ制作スタジオ設備のハイビジョン化完了。
 --2006年7月1日:地上デジタルテレビジョン(コールサイン:JOGR-DTV)本放送を午前5時45分から開始(青森本局、青森テレビ・青森朝日放送と同日)。テレビ報道スタジオ設備のハイビジョン化完了。
 --2007年8月1日:八戸・上北両デジタルテレビ中継局開局。
 --2008年11月10日:深浦・大戸瀬・風合瀬・岩崎・大鰐の各デジタルテレビ中継局開局。
 --2008年12月18日:むつデジタルテレビ中継局開局。
 --2009年12月21日:大間デジタルテレビ中継局開局。
 --2009年12月25日:三戸南部・浅虫・小泊・今別・佐井の各デジタルテレビ中継局開局。
 --2011年7月24日:地上アナログ放送終了。
 --2017年10月:青森・八戸FM補完中継局開局。
 --2020年8月:RAB野辺地陸奥湾FM開局。
 --2021年1月:RAB大間下北FM開局。
 ----
 
 #contents
 
 *周波数・出力 [#p8b86e48]
 **テレビ [#y97c7dda]
 ***デジタルテレビ [#z0568fc4]
 |局所名|物理CH|送信出力|局所名|物理CH|送信出力|
 |青森|28ch|1kW|階上|40ch|1W|
 |八戸|22ch|100W|白糠|28ch|3W|
 |上北|26ch|10W|大鰐|20ch|3W|
 |むつ|43ch|10W|南部|22ch|1W|
 |田子|45ch|3W|大間|43ch|1W|
 |深浦|26ch|3W|今別|28ch|1W|
 
 **ラジオ [#a51c87ea]
 ***AM放送 [#h7c63cf6]
 |局所名|呼出符号|周波数|出力|局所名|周波数|出力|
 |青森|JOGR|1233kHz|D5kW|野辺地|1062kHz|100W|
 |八戸|JOGO|1485kHz|1kW|十和田|1485kHz|100W|
 |弘前|JOGE|1215kHz|500W|深浦|1485kHz|100W|
 
 -出力の前のD記号は指向性送信を表す。~
 -放送エリア内のカバー世帯数は、青森本局が約24万世帯(北海道・秋田県を含む)、八戸局が約17万世帯(岩手県を含む)、弘前局が約17万5千世帯(秋田県を含む)。~
 -RABでは、公式的にはAM放送の送信所を全て放送局と呼称している。~
 
 ***FM補完中継局 [#b7cd35b2]
 |局所名|周波数|出力|局所名|周波数|出力|
 |青森|91.7MHz|1kW|八戸|92.7MHz|100W|
 |大間|78.8MHz|20W|上北|93.2MHz|100W|
 
 -青森FM局、八戸FM局は共に2017年10月開局。青森FMはアナログTV放送で五所川原UHF中継局が設置されていた中州川山、八戸FMはテレビ中継局のある階上岳に整備されている。~
 -上北局は2020年8月、大間局は2021年1月に開局。上北局はRAB野辺地陸奥湾FM、大間局はRAB大間下北FMが正式な局名称である。~
 -八戸局は標高が高い地域に送信所が設置されている為、八戸局の出力は既存FMラジオ局の1/5と、低く設定された。また、北側に指向性がかけられているため、[[AFB>エフエム青森]]の八戸局とは異なり、岩手県ではほとんど受信が不可能である。また、通常のFM放送の上北烏帽子中継局とむつ中継局がカバーするエリアを、RABのFM補完放送は上北局と大間局でカバーしている。しかし、中継局の放送エリアは大幅に異なっている。~
 従って、RABのFM放送とAFBの受信可能エリアは青森局を除いてかなりの差異があるということになる。~
 -大間局の周波数は従来のFM放送の帯域を使用している。~
 
 *各放送所の可聴エリア [#y8ec6b7d]
 *各放送所の受信可能エリア [#y8ec6b7d]
 
 -放送対象地域は青森県のみとなっているが、周囲を海に囲まれている地理的条件により、周辺道県にも電波が届いている。特に、北海道内のカバー世帯数は本来のエリアである県内の世帯数に匹敵している。
 
 **AMラジオ [#xce98894]
 
 -放送対象地域は青森県のみとなっているが、周囲を海に囲まれている地理的条件により、周辺道県にも電波が届いている。特に、北海道内のカバー世帯数は本来のエリアである県内の世帯数に匹敵している。~
 
 ***青森本局 [#ce1c76eb]
 
 -青森県内では野辺地湾を除く陸奥湾沿岸(青森市、むつ市、平内町、外ヶ浜町、横浜町他)をカバーする最大の基幹局。北海道で津軽海峡に面する地域一帯(道南の渡島地方南部)、胆振地方全域・日高地方の一部もカバーしている。津軽平野では指向性の影響や後述する弘前局との混信で受信状態はあまり良くなく、多少雑音が入ることがある(場所により雑音の状況は異なるが、南や西の地域ほど雑音が増加する傾向にある。)。むつ市では、青森本局・八戸局・野辺地局・弘前局の電波が全て受信できる(RABのみ)ため、リスナーは電波状況によりいずれかの送信所の周波数を、手元のラジオのチューニングでその都度切り替えながら受信することになる。~
 尚、青森局の受信エリア内の一部の地域では夜間にニッポン放送(1242kHz)が混信する場合がある。また、送信アンテナは豪雪地帯の山頂に設置されているため冬季はスキーリゾート地並みに降雪量が多く(送信所付近の冬季の平均気温及び降雪量は北海道の羊蹄山麓に匹敵する)、周辺地域の平地でさえ頻繁には起こらない激しい暴風雪による着雪や大雪による積雪の被害を一冬の間にしばしば受けることになり、更には停電も起こり得る。そのため、気象条件によっては送信が中断する場合がある。天候の悪化による停波時は弘前局またはFM補完放送を受信することとなっている。尚、青森放送が受信できない場合、青森局のエリアでは代替手段として他県波を受信するという手もある。日中はHBCラジオ・STVラジオの札幌送信所(加えて日中は室蘭送信所や函館送信所)、東北放送や在京局(通常は文化放送のみ聴取可能、TBSはNHK青森第一が、ニッポン放送はRABが停波している場合に限り受信可能)などが候補として挙げられる。~
 ~
 --弘前局との周波数間隔が僅か18kHzであるため、青森・弘前両局の電界強度が高い地域では弘前局が混信することもある。津軽平野の北部の五所川原市などは正式には弘前局によってカバーされるべき地域であるが、実際には弘前局から距離がそれなりにあり、また出力が高い青森局が距離的にあまり離れておらず、方角の問題で指向性の効果が薄い。それゆえ、場合によっては弘前局より信号強度が高くなる可能性があり、混信が発生しやすい受信環境となっている。その逆に、青森市浪岡地区は青森局の電波でカバーされるはずであるが、津軽平野に含まれている地域のため弘前局の電界強度が高く、両方の電波が強力に入感する。したがって、そのような地域ではリスナーが青森局と弘前局を区別することを困難にしたりする原因となっている。また、現在は終了しているが、過去には土曜日午後の支局別編成時にローカル番組が異なることによって混信の影響が顕著に現れるという問題があった。~
 -北海道では上記の渡島地方津軽海峡沿岸で受信可能であることは広く知られているが、それ以外でも胆振地方や日高地方において受信可能である。送信アンテナは女蛇山の山頂に設置されているが、山頂は接地抵抗が大きいため、FM放送などとは異なり、大地導電率が電波の飛びに影響する中波帯の送信にはあまり向いていない。このような理由から電波の飛びがそこまでよいわけではないため、胆振地方・日高地方では八戸局よりも電界強度が低い地域が多い。
 
 ***野辺地中継局 [#ca030b57]
 -青森局のエリアで青森局が受信しにくい地域をカバーする中継局で、野辺地町周辺が主なエリアである。出力は100Wと低いものの、東北町、七戸町、野辺地湾沿岸の平内町や横浜町で良好に受信でき、更に対岸のむつ市を含む下北半島北部の陸奥湾沿岸(青森局の正式なエリア)でも聴取できる場合がある。~
 
 ***八戸局 [#udce04db]
 
 -青森県の三八上北地方を対象とした基幹局で、青森局と同様に出力がキロワットのオーダー(2番目に出力が高い)である。八戸市、三沢市、東北町、七戸町に加えて、下北半島の一部、北海道胆振地方東部、日高地方沿岸部の全域及び釧路地方と根室地方の各一部で聴取可能。海に近い地理的条件から比較的電波の飛びが良好で、RABラジオの送信所の中では区域外での可聴範囲が最も広い。胆振地方・日高地方では青森局よりも八戸局の方が受信状態が安定する。~
 後述の十和田局とは同一周波数放送を行っている為、十和田市の郊外では聞き取り辛い場合がある。~
 
 ***十和田中継局 [#h2bab360]
 -八戸局の電波が届きにくい十和田市中心部をカバーする中継局である。十和田市周辺で受信可能であるが、エリア端の十和田市郊外などでは同一周波数放送により電波が干渉し、受信音声にフェーディングが発生する場合もある。NHK第一放送は周波数が八戸と十和田で異なる為、このような問題は発生しない。~
 -FM補完放送については八戸FM局でカバーされている。AM放送で同一周波数放送による干渉がある場合には八戸FM局を受信することで影響を回避可能である。~
 
 ***弘前局 [#x5f136e8]
 
 -青森県津軽地方を対象としたAM放送の基幹局であり、青森放送のAMラジオ送信所の中では出力が3番目に大きい。ちなみに、現在の日本国内の中波放送では数少ない出力が500Wの送信所である。2023年時点では、出力が500Wの中波放送送信所は全国に10地点(合計12局)しか存在せず、また放送エリア内の全ての放送局が500Wで送信されているのは青森県の弘前局が唯一である(NHK第一・第二の2波も出力500W。残る9地点はNHK第一放送の6局(檜山江差・大船渡・舞鶴・新温泉・串本・新居浜)、NHK長崎第二の佐世保中継局、民放の2局(YBC酒田、[[GBS>岐阜放送]]恵那。かつては[[CBC>CBC中部日本放送]]岐阜、RBC宮古島も存在したが、どちらもFM補完中継局の開局により廃止された)。~
 電波の性質上、AM放送の弘前局のエリアはFM補完放送は青森FM局でカバーされている(FM補完放送の項目に後述)。弘前局の電波は青森市にも聴取可能なレベルで届いているが、選択度の低い受信機では青森局と混信する場合がある。山頂にアンテナを構える青森局とは異なり平地に送信所があるため、豪雪地帯である弘前であっても暴風雪や大雪などの被害は女蛇山ほど大きくはなく大雪の際に停波することは極めて稀である。そのため青森局が荒天により停波した場合、青森局のエリアでは弘前局が受信される(弘前局が500Wに増力された1995年以降)。現在はFM補完中継局が開局したため、青森局の停波時は青森FM局を受信することも可能である。~
 青森局との周波数間隔が僅か18kHzとかなり近接した周波数であり混信のリスクが高い一方で、周波数が近いため青森局停波時にアナログ式のAMラジオを使用するリスナーがダイヤルを微調整した際に偶然弘前局を選局し、引き続き放送を聴取できる可能性があるのが特徴である(但し、夜間の場合はMBSラジオ、NHK北見(網走)第一、STVラジオ旭川局他・茨城放送、KBS滋賀、NHK金沢第一、ニッポン放送、TBCラジオなどを受信してしまったり、外国波の混信が入る場合もある)。~
 -鰺ヶ沢町、大鰐町、碇ヶ関町、中泊町などは弘前局から距離が大きいため、これらの地域での受信状態はあまり良好ではない(NHKも同様だが、場所により松前・秋田などの放送を受信できる場合もある。また、青森FM補完中継局が受信可能な場合もある)。~
 -1995年10月に出力が500Wに増力され、それ以降は北海道と秋田県の各一部でも弘前局の放送を受信できるようになった。青森局や八戸局より不利な送信環境のため北海道方面での受信状態は青森局・八戸局よりは劣るが、それでも北海道南西部(主に渡島地方だが、胆振・日高管内でも受信機の性能次第では受信できる地域もある)の比較的広い範囲で受信可能である。秋田県にも電波が届いており、大館市や北秋田市など北部を中心に受信できる地域がある。
 -1995年以前は出力が100Wであったため、弘前市周辺以外では弘前局の放送を良好に聴取できず、五所川原市などの津軽地方北部では青森局を受信することも多かった(地域によっては北海道や秋田県の民放AMラジオを聴取している世帯も多かった)。その一方で、周波数が1062kHzだったため現在のような一部地域での青森局との混信はなかった(ちなみに、1062kHzの跡地の周波数は2000年に野辺地中継局に割り当てられている)。~
 
 ***深浦中継局 [#t17a8b92]
 
 -弘前局を受信しにくい津軽地方沿岸がエリアの中継局である。周波数が同一である八戸・十和田局のエリアと相互に混信することは稀であるが、岩木山や八甲田山系の標高が高い地域では混信することもある(このような地域では弘前局やFM補完放送が受信できるため実害はあまりない。)。~
 -深浦町の岩崎地区は地形的に深浦中継局が受信しにくくなるばかりか、当局の周波数がNHK秋田第一放送の周波数(1503kHz)と近接しており、出力が高く障害物の少ないために、選択度の低い受信機ではこちらが強く受信されてRAB深浦局の放送がほとんど聴取できなくなることもある。しかし、深浦町岩崎地区では[[ABSラジオ>ABS秋田放送]]の秋田局が受信できる場合が多いため、RABが受信しにくい時にその代わりとして聴取されることもある。~
 -深浦町にも県域FM局の中継局は設置されているが、2023年現在ではRABのFM補完中継局は開局していない。~
 
 **FM補完中継局 [#sa9e7e01]
 
 ***青森 [#i4894335]
 -青森平野、津軽平野、夏泊半島のほぼ全域と北海道渡島地方の津軽海峡沿岸部。FM放送の電波の性質上、AM放送が弘前局でカバーされている地域も放送エリアに含まれている。~
 
 ***八戸 [#z78966fd]
 -三八地方のほぼ全域。~
 
 ***上北 [#sbe9db36]
 -陸奥湾沿岸のむつ市の大半、夏泊半島の一部。~
 
 ***大間 [#m7d752bc]
 -下北半島北部と北海道函館市の湯の川・志海苔・戸井・恵山、北斗市上磯・木古内町・知内町の各一部。~
 
 **難聴地域 [#ma2b0440]
 -RABラジオの開局以来、中継局の整備により聴取可能地域は徐々に増加した。近年まで下北半島北部と津軽半島北部は山の多い地形であり、また中継局が未整備のため電波環境が悪条件であった。これらの地域では長年RABが聴取しにくく、民放AMラジオ局は北海道内の二社の函館局(HBC 900kHz、STV 639kHz)の電波が受信できるため認知度がRABより高かった。2021年に大間下北FMが開局したことにより、これらの地域でのRABの難聴取は解消された。~
 -しかし、依然として津軽地方南西部は中継局の整備が進んでおらず、現時点で設置されているのは深浦局のみのため、受信状況が厳しい地域となっている。また、それ以外の地域でも青森県内の各地に難聴地域が点在している。NHKラジオは、これらの地域を北海道、岩手県、秋田県の各地に設置されている中継局でカバーしている地域が多い(民放も同様にして隣県の放送局が受信できる場合もあり、それらが代替手段となる)。~
 
 *区域外受信 [#c26c91f3]
 
 **AMラジオ [#v83b0a66]
 
 ***日中 [#t8ccf863]
 青森県をエリアとする放送局だが、周辺道県でRABラジオが日中を含めて終日受信出来る地域がある。~
 -北海道では、主に海上を経由した地表波の伝播により、基本的に青森局と八戸局の電波が受信可能である。~
 --渡島地方の津軽海峡沿岸部である函館市・北斗市や、室蘭市を中心とした胆振西部などでは青森局が強力に受信可能である。但し、洞爺湖町虻田から鹿部町までの噴火湾沿岸では亀田半島の恵山や横津岳が障害物となるため、いずれの送信所・中継局も受信が困難となっている。~
 --北海道渡島地方南西部の松前町では、弘前局の電波が良好に受信できる(弘前局から松前町までの間に障害物が少なく、電波が届きやすい条件が整っている。尚、松前町付近では弘前局の受信は可能であるが、青森局や八戸局は地形の影響で受信が難しい)。また、松前町にはNHK第一放送とNHK-FMの中継局が設置されているが、北海道内の民放ラジオ局は中継局を設置していない(NHK第二放送も同様であるが、秋田局でカバーできる)。北海道内の民放局を聴取する場合は函館局を受信することになるが、山岳等の障害物が電波を遮蔽するため電界強度が低いため、音声が聞き取り辛い傾向にある。AM放送は受信できる場合もあるが、FM放送はかなり厳しい受信状況である(AFBを受信できる可能性もあるが、FM局であるためAM局のRABより受信しにくい)。そのため、松前町内で最も良好に受信できる民放ラジオ局はRAB弘前局ということになる。~
 --胆振地方の登別市・白老町・苫小牧市・むかわ町及び日高町富川からえりも町までの日高地方の沿岸全域では八戸局が良好に受信可能である(地域によっては青森局も受信できる)。尚、NHK第一八戸局999kHzやAFN三沢放送局1575kHzもRABと同様に受信できる場合がある(RABの信号強度はNHKより若干弱いが、AFNよりは聴取しやすい)。~
 --弘前局は青森局や八戸局よりも電波の飛びは劣るが、北海道南西部でも受信は可能である。多くの場合、送信環境の関係上青森局や八戸局の方が受信状態が良好であるが、後述するように一部の地域では弘前局が受信しやすい。また、北海道太平洋沿岸部の一部で野辺地局が受信出来る事もあり、ラジオとループアンテナの性能次第では出力100Wとは思えない位に実用的なレベルの信号強度となる。~
 --日高地方では八戸局が受信しやすいが、新ひだか町静内など、青森局から見てむつ市方向(青森局に掛けられている指向性の方角であり、青森局からむつ市方向に向けて電波が強く輻射されている)の延長線上に当たる地域(新ひだか町・新冠町など)では場所により青森局も受信しやすい地域がある。日高地方南東部(えりも町・様似町・浦河町・新ひだか町・新冠町など)では、最寄りの民放ラジオ中継局の[[HBCラジオ>HBC北海道放送]]・[[STVラジオ>STV札幌テレビ]]は苫小牧局・室蘭局・札幌局のいずれかとなるが、いずれの局も距離がある上に地形による減衰も多く、更に夜間は他県波や外国波の混信の影響を受けがちである。そのような電波事情のため、北海道内でありながら最も受信状態の良い民放ラジオ局は八戸のRABということになる(NHKのラジオ第一放送は、場所によるが日中は浦河・室蘭・札幌・八戸・青森、夜間は浦河・札幌または電離層反射を利用して盛岡・秋田等の送信所を受信している(浦河局は出力が低いため浦河町・様似町・新ひだか町三石以外では受信しにくい。但し、RAB八戸局も夜間は電離層反射が発生する以上、地表波と反射波、十和田局や深浦局の干渉によるフェージングや、ABS浅舞中継局などが混信する場合はある。)。第二放送は大電力局である札幌局または秋田局を問題なく受信できる。~
 --また、内陸であっても、空知管内の岩見沢市(八戸局からの距離は約300kmである)では、太平洋から低地が続く地理的な条件から微弱ではあるが場所によっては八戸局1485kHzが受信出来る事が確認されている(見通しが良い場所で高感度ラジオとループアンテナを使用すると、雑音は入るものの問題なく番組を聴取できる程度の強さはある)。ちなみに、RAB青森局1233kHzは立地に恵まれず、出力に比して電波が飛びにくいため受信はまず不可能であるが、NHK青森第一963kHzは旭川局や名寄局、室蘭局並みのレベルで受信可能である。~
 -秋田県では、弘前局が良好に受信出来る。北部の大館市・鹿角市・北秋田市・能代市の他、秋田市・潟上市・男鹿市などにも弘前局の電波が届いており、比較的広範囲にRABラジオを聴取可能である。~
 --青森本局は指向性や地形の影響で聞き取り辛い地域が多い。また、地元局であるABSラジオの浅舞中継局は、仙北市とその周辺では日中でも地域によってはRAB八戸中継局の弱い混信を受けることがある。~
 -岩手県では、二戸方面を中心に八戸局が受信できる。青森本局も受信できる場合はあるが、沿岸北部ではNHK盛岡第一放送の田野畑局(1224kHz)の影響を受ける。~
 
 ***夜間 [#t3c5968b]
 -RABラジオは、夜間は電離層反射によって東日本で主に青森局が受信できる。但し、青森局には指向性があるため、地域によっては八戸局を受信した方が電波状況が良好な場合もある。~
 --青森局は、関東ではニッポン放送(1242kHz)、北陸ではNHK金沢第一放送(1224kHz)の影響を受けて混信する場合がある。加えて、八戸局の放送も他の1485kHzを使用する中継局(北海道・東北地方では主に[[ABSラジオ>ABS秋田放送]]浅舞中継局)による混信を受ける可能性がある。また、受信機によっては(主にアナログ同調式)、宮城県仙台平野では東北放送仙台親局(1260kHz)、同県南三陸町付近では[[TBCラジオ>TBC東北放送]]志津川中継局(1215kHz)、京都府や滋賀県とその周辺では[[KBS京都>京都放送]]舞鶴または滋賀放送局(いずれも1215kHz)の混信を受ける場合がある。また、中国・四国以西の西日本では、距離に加え、長崎放送親局(1233kHz)の混信を受ける為受信不能である。また、北陸地方以西の本州日本海側と東海・中国・四国地方ではNHK大阪の新温泉中継局が同一周波数となる。
 --八戸局は1485kHzを使用する局の中では出力が高いため、東日本の広範囲に電波が届くが、1485kHzが他県のローカルAMラジオ局の中継局周波数として使用されている場合が多いため、地域によってはそれらの電波が受信されて混信または一切聴取できない場合がある。比較的近い地域では北海道のSTV北見中継局、秋田県のABS浅舞(横手)中継局が該当する。前者は北見市周辺以外に網走方面でも混信が発生する場合があり、後者の場合は隣県で距離がやや近いため、極端な場合には夜間に横手盆地内で地元のABSの放送にRAB八戸局が混信してしまうようなことも起こり得る。その一方で北海道や東北地方でRABを聴取する目的で1485kHzを受信していると、稀にABS浅舞中継局が混信することもある。例えば、北海道十勝地方ではRAB八戸中継局とABS浅舞中継局の方角が一直線上になり、更にSTV北見中継局も角度差が小さいため、必然的に混信が発生しやすい状態になる。同様の現象は岩手県・山形県の一部でも発生する。~
 
 ***FM補完中継局 [#dcf303a2]
 **FM補完中継局 [#h443177c]
 -青森局の放送エリアはAFBの青森局とほぼ同等で、青森市を含む青森平野と弘前市・五所川原市などを含む津軽平野を広くカバーしているほか、前述の通り北海道渡島地方の津軽海峡沿岸部でも受信可能である。ただ、それ以外の中継局はAFBと異なる。
 -八戸局は、八戸市・三沢市・十和田市などの県南地区をカバーするが、AFBとは異なり岩手県の方向には電波を発射していないため、岩手県北部での聴取は難しい。~
 -上北局は、野辺地町の烏帽子岳からむつ市の方向に強く電波を飛ばし、下北半島のむつ市周辺と陸奥湾の沿岸部、夏泊半島などをエリアとする。RABの上北局のエリアに相当する地域は、NHK青森放送局とAFBは上北烏帽子中継局(RAB上北局に併設しているが、出力は10W)とむつ中継局(釜臥山に設置、出力100W)の二局でカバーしている。烏帽子岳の標高が高く、またむつ市方向に強く電波を輻射しているため、その延長線上に当たる北海道胆振地方の一部で受信できる場合がある。~
 -大間局は下北半島北部・大間町・佐井村・風間浦村などをカバーするが、中継局の立地の関係上、津軽半島北部の今別町、北海道渡島地方の津軽海峡沿岸部(函館市の戸井・恵山及び市街地の一部など)にも電波が届いている。~
 
 
 
 *特記事項 [#ze1389bf]
 **備考 [#b9739863]
 ***リモコンキーID [#h085a41c]
 -リモコンキーIDは日本テレビ系列で標準的な「4」ではなくNHK総合テレビに多い「1」である。これは、青森放送のアナログ放送の親局と一部の中継局のチャンネルがVHF1chであり、視聴者に配慮する形でこれを引き継いだものである(青森市や、弘前市など津軽地方南部(エリア内の人口は県内の半数以上に及ぶ)ではアナログ放送時代は1chでRABテレビを視聴していた。)。~
 ***ラジオ局の送信所について [#hd701fb7]
 -RABラジオの送信所は、放送エリアを青森地域・八戸地域・弘前地域の三つに分けている。それぞれの地域で独自の放送を一部時間帯で行っている。AM放送では、それぞれの地域を親局とそれに対応する100Wの中継局を設置する体制で対象の地域をカバーしている。~
 青森地域は、青森平野、夏泊半島、下北半島を、八戸地域は、県南と呼ばれる三本木原を中心とした地域(いわゆる三八)、弘前地域は津軽平野から西の地域をそれぞれ対象とする。~
 青森地域のFM補完中継局は、五所川原市の中洲川山に置局され、近隣の馬の神山からは[[AFB>エフエム青森]]の電波が送信されている。この送信所は青森市周辺や津軽平野をカバーしている。本来であれば弘前地域に当たる地域もカバーされる事から、ワイドFMでは津軽地方でも青森地域の編成となる。
 その為、地域別の番組編成を改編し、現在は三局の番組を全送信所で時間帯を分けて放送するようにしている。(参考として、[[RFCラジオ福島]]の場合は、本来FMでは同一地域となる福島と郡山に別々の補完局を設置した。但し、こちらは両局が同一周波数なので、混信を引き起こす場合がある。)
 
 ***送信所の指向性 [#ja711a8a]
 -AMラジオの青森本局には指向性がかけられており、中継局のないむつ市方面に強く、弘前市方面には弘前局の聴取を促進させ、青森局と弘前局の周波数が近接することによる混信を回避する為に電波の放射強度を弱くしている。指向性は、ダウンリード方式(ダウンリードと呼ばれる垂直に下げた電線で送信アンテナの特性を意図的に変化させ、任意の方向の電界に変化を与える方式)を採用している。
 この方式により、電波を電力比で定格出力より2〜2.5倍程度強く(その反対方向には1/2〜2/5程度に弱く)発射できる。つまり、実質的な出力はむつ市方面は10kW程度、弘前市方面は2kW程度に調整できることになる。
 
 
 
 *アナウンサー&キャスター [#u4f257da]
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 +○○○○○○
 
 ----
 -[[アナウンサー(東北地方)]]へ戻る
サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jp のロゴ